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女慣れしてない俺だからキミに冷たく当たってしまうんだ、本当にごめんね!

作者: 七瀬




”女慣れしてない俺だからキミに冷たく当たってしまうんだ、

本当にごめんね!“




俺は男兄弟で育ったせいもあって、”女の子とどう接していいのか

分からない!“

特に今は、”高校生で同級生の女子達となんの話をしていいのか分からず

にいる、どうしても女子を目の前にすると俺はオドオドしてしまうのだ! 

ツンデレになってしまう。“

【・・・自分! 不器用で、】

それだけならまだいいのだけど? ”俺の好きな女の子には特にツンデレ

になってしまい、彼女にだけやたらと冷たくしてしまう。“




『お、俺さ、田中のそういうところキライ!』

『・・・別に、小田原君に好かれなくてもいいんだけど。』

『グワッ、そ、そんな風に想ってたの?』

『小田原君ってさ、本当に! クラスの女子にキツイよね!』

『そ、そんな事ないと思うけど、』

『”じゃあー私にだけそんなにキツく当たるの!“』

『・・・・・・』

『”じゃあーココで小田原君に言っておくけど、私! 心底、小田原君

の事大嫌いだから、以上!“』

『・・・・・・』

『じゃあね!』

『・・・・・・』





・・・初めて知った、”俺の大好きな女の子からそこまで自分が嫌われて

いたとは?“

クラスの仲が良い男友達にその事を相談してみたら?



『”お前さ、田中だけじゃなくて! クラスの女子皆に冷たいよな!“』

『別にそういうつもりはないんだけどな、俺は男兄弟の末っ子で、

オカンも男ぽいというか? サパサパしているから女の子にどう接して

いいのか分からないんだけなんだよ!』

『”ツンデレ“』

『コイツ、マジそう!』

『・・・でもさ、どうしたら? 女の子に好かれるのかな?』

『”めちゃめちゃ褒めて見たら? 褒め倒したら、少しはイイと想って

くれんじゃねーの!“』

『・・・今時の女子って、そういうもんなの?』

『オレもよく分かんないけど、一度! やってみたら、効き目あるかもよ!』

『・・・ううん、』

『なんだよ、やりたくないの?』

『じゃあーオレがやるよ。』

『おうおう、お前が先にやってくれ!』

『”オレがやって上手くいったら、真似してやるつもりなんだろう!“』

『まあね!』

『じゃあ、オレが明日、クラスの女子達を褒め倒しやるわー!』

『まあ、頑張れよ!』

『おう!』







 *





・・・次の日、学校に登校したら?

既にクラスの女子達に、昨日約束したアイツが一人一人の女子を

褒め倒してる姿を見て、俺は凄く後悔していた!

クラスの女子達は、コイツに褒め倒されて満更じゃない顔をしてるのを

見て俺が先にやれば良かったと後悔しかない!

きっとコイツ、クラスの女子達からこれがきっかけでモテて倒すんだろうな。


”なんで俺が先にやらなかったんだろう......。“


しかも? 田中がコイツを見る目が、”恋してる目に見えるんだけど?“

まさか!? ”仲が良い男友達が俺の恋のライバルになったりしないよな?“

”田中頼む! コイツの事を好きにならないでくれ! 俺の事は嫌いでもイイ

からコイツだけは絶対に好きにならないでくれ!“








 *






・・・でも数日後、俺の好きな女の子と俺の仲が良い男友達が付き合い

だしてしまった!

俺が恐れていた事が、遂に。

ああ、なんでかな! 俺はコイツに負けたのか?

”女慣れしてない俺だからキミに冷たく当たってしまうんだ、本当にごめんね!“

素直に、田中にそう言えば良かった。

こんな事になるなら、俺は田中に”スキ”“って言ったのにさ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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