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裸のこころね(改)

作者: 秋葉竹



風ばかり

かるく吹くから絵本が動く

トタンの屋根に熱い陽が落ち


すべてを棄てた

諍いののち

君の車のボンネットには

黄色い小人が踊っているかい?


秋の竹たち葉は揺れ騒ぎ

切ったこころを

そっと追いかけ

なにがいちばん大事な予感か

わからないから聴こえる泣き声



卵を産んでるさみしい微笑み

破れた傘とか

濡れたサンダル

花のすがたを黒く描いて

澤ゆくカニのひたむきな足

悠かなあしたはなんども被った

ライブな歌声聴かせておくれよ



くるくるまわり

ぐるぐるまわる

命の炎の破れた答えを

短い残り火ささやかな夢

あたまに入れて自由にいきたい

驚くほどの最後はないし

消え入るほどの悲しみもない


なにが原初で

なにが良いかを

選んでやって来たつもりだが

腑に落ちなくてもまず目を閉じる


聖なる歌を

どこかで聴いた


すべてが終わる

時間が過ぎ去る


理由がなくても

病むときもある


いろんな意味を

問わなくてもいい


たったひとこと

胸から絞る


ちいさな口から

聴こえた言の葉


ただ

いきたい







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