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⑺『風車(ふうしゃ)と混沌』
⑺『風車と混沌』
㈠
どこまでが、世界の事実かなど、分からないだろう。何年後には、こういう社会がやってくる、とかいう機械による予測に騙されて、雁字搦めになるほど、人間の能力は、どこかおかしくなってしまった、ということなのだろうか。
㈡
今こそ、風車に活躍して貰いたい。風車の力で、いくつもの風車の力で、原子力発電を止めて貰いたいのである。何度も言うが、地震が来たら、原子力発電は本当にヤバいことになるのは、周知の事実なのに、我々は、原子力発電によって、エネルギーを得て居る。
㈢
この混沌とした時代において、どうにかしろよ、という感じだが、大きくかじ取りを切って、風車に未来を託したいのである。この、風車と混沌、という小説の、或る一端は、上記した意識が、込められているのである。闇に光を灯すのだ。