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⑷『風車(ふうしゃ)と混沌』
⑷『風車と混沌』
㈠
俺は、日本の経済や政府の方針に精通している訳ではない。であるからして、小説、という形式で、ここで述べ足りているところである。しかしまあ、不思議だなと思うのも、当然であろう、そもそもが、エネルギーとは何なのか。
㈡
氷河期において、エネルギーはどの様なものであったか。それが原始時代になって、どの様なものであったか。知る由もないのである。ただ、風車の先に、混沌しかないというなら、俺は風車の美的センスを、その芸術性を謳いたい。
㈢
風車でまずは、エネルギーを頑張ってみませんか、などと言いながら、路上を車で走って叫んでも、選挙にはなるまい。寧ろ、異常者として、逮捕されるだろう。であるからして、こうやって、小説を書いて居るのである。原子力発電は、人知を結集した産物で、貴重なものだというのは分かるが、危険が共なうのだ。