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⑴『風車(ふうしゃ)と混沌』
⑴『風車と混沌』
㈠
まるで、風車のようだった。かざぐるま、ではなく、ふうしゃ、であるが、その力に、どうして原子力発電並みの力が備わっていなかったかが、大きな問題だ。風車に力さえあれば、我々は、神に救抜されるのに、と思いながら。
㈡
それでも、地面を見て歩く訳にはいかない、前を向いて歩かなければならない。ということだから、であるからして、風車と混沌というタイトルを、取り敢えず、引っ張って来たのである。このタイトルで、小説を書こうというのだ。
㈢
そうなんだ、どうにかなるだろう、風車と混沌、俺は地上から天上を見上げ、そこに風の在ることに気付く。例えば、人工的にハリケーンを発生させて、その勢いの風を使って、風力発電はどうだろう、まさにそこに、風車は、活用されるのだ。