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魔王子  作者: デブ猫
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*主要人物紹介*

主要人物紹介


 次回は第十二部、とうとう戦いの時が来ます。

 大分と話が進んできましたので、ここで主要人物の紹介を挟みます。



①トゥーン=インターラーケン

 魔王第十二子、末っ子。インターラーケンは領地名。

 外見は人間の少年で、黒目黒髪。

 将来の夢は父の跡を継ぎ次期魔王になること。

 最近領主になったばかりで、山深いド田舎の領地を発展させようと頑張ってる。

 力の源である魔力ラインは両手足。



②パオラ

 インターラーケン南方のアベニン半島に暮らす人間族の少女。

 長い銀髪、ソバカスのある頬、青い瞳。身長はトゥーンとほぼ同じ。

 オルタ湖のサン・ジューリオ島にあるマテル・エクレジェ女子修道院所属の修道女。

 修道院の生活に飽きたので、登山する騎士達の道案内を買って出たはいいが、遭難してインターラーケンに迷い込んだ。

 山の麓のオルタ村出身、実家は羊飼い。絵に描いたような純朴な田舎娘。修道院で魔法の修行は始めていたが、才能は乏しい。



③リア

 人間を半分の大きさにして蝶の羽を背に生やした姿の妖精族。

 金髪ショートヘア、青い目、貧乳。

 トゥーンの幼なじみであり、インターラーケン城の侍従長。

 魔王の城であるル・グラン・トリアノンで子供の頃から侍従をしていた。トゥーンと仲が良かったので、彼の拝領時にインターラーケン城侍従長に就任した。

 羽は魔力で作った擬似的な存在で、引っ込めることもできる。



④クレメンタイン

 魔界の北西、海に浮かぶ大陸ダルリアダ出身のエルフ。

 長身、白い髪をおかっぱにしている。釣り目の眼鏡を着用。おかっぱの横からエルフの証である長い耳が伸びている。

 長命かつ知識豊富と名高いエルフ族の、巨大図書館兼博物館セント・パンクラス学芸員。

 学芸員といっても、博物館資料の収集・保管・展示及び調査研究を行うという意味ではない。セント・パンクラスで得た豊富な知識をもとに、魔王一族の参謀役を担う。

 故郷には「結婚しろ、孫を見せろ」とうるさい母が居る。

 ショタコン。



⑤勇者

 人間最強の戦士。

 不死身。殺すことが出来ないがゆえに、魔王にも対抗しうる存在と言われる。

 殺されると死体は消失する。返り血一滴、肉の一片すら残さず消える。そして再び戦場に現れる。

 目つき鋭く、見るからに引き締まった無駄のない身体。十年以上も最前線で戦い続けているのに、まるで若者のように見える。

 魔族とみれば問答無用で斬りかかる。同じ人間にすら略奪をし、攻撃を避ける盾にする。トゥーン曰く、「魂を持たない木偶人形」。

 皇国内ですら勇者の情報は秘匿され、噂話しか伝わっていない。

 魔界でも皇国でも勇者に関する流言飛語が飛び交い、真相は不明。



⑥魔王

 魔界を支配する王。

 有する魔力が常に体から溢れだして、外見は青黒い塊。

 内部に肉体はあるが、仮のものでしかない。本来の肉体は巨大すぎる魔力を受け入れきれず失ってしまった。

 昔、アベニン半島からダルリアダ大陸に移り住み、エルフと共に魔界統一へ動いた。

 現実的な平和主義者で、魔界の完全支配は望んでいない。魔王が各魔族の間に入ることで無駄な争いを減らすため、魔王をやってる。

 荒っぽいことは嫌い。群雄割拠の各魔族を、話し合いと事業でまとめあげた。今でも道路・橋梁・運河・港湾・上下水道等の巨大工事の基礎を担当している。

 人間と共に暮らしていたアベニン半島時代のことについては話したがらない。

 十二人の子供を持つ。



⑦ラーグン

 魔王第一子、ラーグン=パンノニア。

 インターラーケン山脈東方、アベニン半島とは海を挟んだ対岸のパンノニア地方を治める。巨大都市アクインクムを建設。

 長い赤髪を肩まで垂らした、切れ長で細い目の男。魔力ラインは全身に散らばる青黒い斑点で、鱗のように見える。

 長子として弟妹をまとめる役目を担う。

 いつも優しく微笑んでいるが、トゥーン曰く「作り笑い。腹黒い。体面を気にする」。

 リザードマンと竜族を支配。小型で大人しい飛竜ワイバーンを利用した運送会社、ワイバーン航空便を経営している。

 戦闘用には大型のドラゴンを使用し、トリグラブ山に築いた軍事要塞を守る。

 弟妹達が領主に就任するに際しての儀式、というかイタズラを考案。魔王一族といえど死に至るような罠を仕掛け、自分で解除しないと入城できない。無事に乗り越えたら自立祝いを送る。



⑧ルヴァン

 魔王第二子、ルヴァン=ダルリアダ。

 面長で、黒眼鏡をかけ、魔力ラインが展開する青黒い髪を長く垂らした男。

 エルフの住む北の大陸ダルリアダを統治し、キュリア・レジスという名の都市を築いた。

 もともと頭が良く、エルフを束ねて、学術を発展させた。キュリア・レジスでの様々な研究の結果を記録しているのが巨大図書館兼博物館、セント・パンクラス。

 エルフと同じく話が長い、説教好き、まわりくどい。いつもクイクイと眼鏡をなおしてる。



⑨ミュウ

 魔王第四子、ミュウ。

 タレ目で金髪。兄弟では二番目に小柄。身体が弱く外にあまり出れないため、肌は白い。

 魔力はほとんど無く、魔力の証である青黒い模様も額にポツンとあるだけ。

 家名は無い。魔力が乏しく体も弱いため、領主の激務に耐えられないと判断。拝領できなかった。

 現在は魔王城ル・グラン・トリアノンで侍従長をしている。部下に指示をだすより、自分で現場仕事をする方が好き。

 わりと少女趣味。最後まで城に残っていた末っ子のトゥーンのことが心配。



⑩ネフェルティ

 魔王第五子、ネフェルティ=エストレマドゥーラ。

 青黒い毛に覆われたネコ耳を持ち、全身には青黒い毛が並んで、虎のような模様を描く。ピコピコ動くシッポも持つ。まん丸の目の中には縦長な瞳孔がある。

 自由奔放で自分勝手で気まぐれ、好奇心旺盛で堅苦しいのは大嫌い。

 魔界最南方、ワーキャットが多く住むエストレマドゥーラ半島を領地とする。

 半島先端にジブエル・アル・ターリクという街を築いた。ここを拠点として、『黒の大陸』を探検している。

 政治は部下に任せっきり。執事団に就任したワーキャット族も、侍従長の妖精も、顧問のエルフ達も、彼女のワガママに振り回されて神経をすり減らしている。だが領地の財政は『黒の大陸』から持ち帰る希少資源のおかげで順調。

 隠密行動が得意。

 昔からトゥーンにじゃれついていたが、幼少の彼にとってはいじめられていたに等しい。そのため彼はネコの姉が大嫌い。


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