メビウスの輪 5
目の前には∞の形をした無数の光の輪が...広がっている
「....」
「何度かえようとしても運命は変えられない。たどる道はみな一緒...まぁ変える方法はあるんだけどね」
「え?...」
「いや、なんでもないわ」
「さらっと重要なこと聞こえたような...」
井戸の前まで来た。もちろん隣にメビウスさんがいるが...同じネタを3度も...しないよな?
「え?...普通にするけど」
今、心読まなかったか!?平衡感覚が失われていく。なんというか...不思議な感じだ。
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目を開けると学校の帰り道...流れは一緒。
ゆきについていき、夜まで待つ。
第3ラウンド開幕だ...!
一日に死ぬ人数は変わらない...
用は...このゆきのお父さんを刺せば...いいんじゃない?ゆきに大変な思いをさせてるようだし。
そう思ってキッチンにおいてある包丁で...刺した。できればしたくなかった。だけど最善の方法をみつけだすには、試さないといけない。
僕は家に帰った。
~次の朝~
「ねぇ、あなたなんでしょ?お父さんを殺したの」
まずい。終わったか?
「私はお父さんがすべてだった。仕事がつらくてつらくてそれでも私のためにがんばってくれた」
「お父さんがいない世界なんて認められない。いや認めない。」
彼女は舌を噛み切った....
僕は目の前が真っ暗になった。
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目の前には∞の形をした無数の光の輪が...広がっている。
使える道具はすべてつかったはずだ
「これは....」
「分かってしまったようね。どれが正しいか。」
心の奥である考えが浮かぶ。できれば思いつきたくなかった。
しかし、もうこの方法しかない。
だが、しかし僕はそこでさらにそれを覆す考えを...おもいついてしまった。