メビウスの輪 3
目が覚めると、僕は学校から帰る途中だった。それも、ゆきが死ぬ日だそうだ。僕が止めなければ誰が止める?
とりあえずゆきについて行った。ストーカーで訴えられないだろうか...心配だ。
ゆきの家に着いた。窓は鍵がかかってなく入れそうだった。
とりあえず夜まで待ってみたが特に変な様子はない。そして運命の夜は来た。窓を開けた。
「侵入開始!」
その時は少し楽しんでいた...人が死ぬかもしれないのに。
家宅捜索をした結果としていくつかマズイ物がでた。
まず、ゆきのお父さんの部屋だ
机の上にPCがあり、お父さんはイスで寝ていた。
{人とコミュ二ケーションをとるためには}
{会社で人間関係を改善するには}
{ストレス発散法}
などの本が置いてあった。問題はそこじゃない。まずゴミ箱にメモがすててあった
メモには...
クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソが
うん。怖い、状況推理するとおそらく会社が上手く言ってないんだろう、もしかしたら後で起きだして
自分と娘で自殺....いや有りえるぞ...
机の引き出しの中は...薬!?
「は!?」
まずい大きな声をだしてしまった
「んっ..」
どうやら大丈夫だったようだ。薬の裏の説明をみると睡眠薬のようだ...よくないけどまだましなほうだ。
ゆきの部屋に移動した。周りは熊ちゃん(ぬいぐるみ)が置いてあったりして、普通のかわいい部屋だ...
だけど一つ、気になる本を見つけた。
「メビウスさん 重要事項?」
直感的に怖かった。でも、あけてみた。
「何々、メビウスさんの呪いはホストが死ぬまで解けません。人間の死ぬ数は決まっています。」
えっと?これは???詰みゲーってこと?うん、考えないようにしよう。
違うページを開く勇気はなかった。
とりあえず、リビングに行った。キッチンがあり、まな板の上には包丁がおいてある。
机の上には電話機となぞの番号のメモが置いてあった。
電話をかけてみた。ゆきの親友さえにつながった。
「もしもし?こんな夜中にだれですか?」
「今日ゆきが...死ぬんだ...」
「なおきくん?...どうすれば..たすけられるの?」
分からない。でも、代わりに誰かが死ねばおそらくさえは助かる。そう答えた
「そう、ありがとう...」
電話は切れた..まさかとは思うが...考えないようにしよう。
家に帰った...
~そして次の日~