メビウスの輪 2
「メビウスの輪?ナニソレオイシイノ?」
「... メビウスの輪っていうのはまず縦長の紙をつなげてわっかにしたのをメビウスの輪っていうの」
渾身のネタを無視する...だとっ
「そしてメビウスさんお願いしますって7回言うの」
「そうしたら、何が起こるの?」
「その日にもどれるの...だからゆきちゃんを助けて?」
今日って4/1だっけ?とりあえずやってみる..か?
「メビウスさんお願いします ×7」
「...なにもおきないけど...」
「...×7ってなに!?×7って!?」
面倒だなぁ...
「メビウスさんお願いしますメビウスさんお願いしますメビウスさんお願いしますメビウスさんお願いしますメビウスさんお願いしますメビウスさんお願いしますメビウスさんお願いします」
その瞬間、空間がねじれた。さえがにこっと笑った。
「いってらっしゃい」
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気がつくと目の前には∞の形をした光の輪が...無数に広がっていたわけだ...
おそらく目の前にいる透明のようなナニカはメビウスさん...なのだろうか?
「あなたは誰ですか?」
率直に聞いてみた
「私はメビウス。でも教えても意味のないことだけどね」
「なんでですか?」
「おそらくこれからあなたは何度もここに来るでしょう...しかし、記憶はのこらないので」
記憶がなくなる?そんなことあるのだろうか。だが既にこの現象が不可解な現象だ、ないとは言い切れない
「とりあえず、送ってあげるわ。こっちへきて」
!? まだ死にたくない と...思いつつ、とりあえずついていった
目の前には井戸があった。水の中にはいつもの教室がうつっていた。
「この井戸にとびこむんですか?」
「そうよ。とびこむの。」
井戸をのぞいていたら急に水が近ずいていく。これは....、
上を見たらメビウスさんは笑っていた。僕は水に吸い込まれていった。
次に目が覚めた場所は.............