アースクエイク 2
僕はすぐ剣を構えた
「あぁ?やる気か?金出せば助けてやるよ」
...こんなやつらに金を渡すつもりはないし、金を持っていない。
「....お前は馬鹿か?その構えを解け」
確かに僕は戦ったことがない。だけど普VRというもので訓練はしていた。
「こいよ...」
挑発した瞬間3人は襲ってきた。
一人一人対処するか、まず一番最初に縦に剣をふってきたやつからだ。
弐の太刀 三日月
名前は単純だがこれは相当使える技だ。相手が縦に振り下ろしてきたのを三日月のように月を描くように斬り、相手の剣をふせぎつつ胴を斬った。
「くっ...こいつやるぞ..」
2、3人目の仲間が横斬りと突きをしてくる。それを僕は突きの軌道を変え、かわして横切りをしてきた
やつの持ち方が悪かったので剣の柄を蹴って剣を飛ばした。
「ダニィ!?」
即座に胴を少し斬り、前蹴りを入れた。そしてもう一人が振りかぶり斬ろうとしてくるがもう遅い。
剣を剣で防ぎながら回し蹴りを入れ胴をすこし斬ってやった。
「うっ....なぜこんな小僧に...」
そして、後ろから斬りかかって来た4人目の攻撃を軽々かわす。
「なぜ気がついた?」
「剣だ。剣は鏡のように後ろの風景を映してくれる...」
そういってもう一人の懐に入り正拳突きをいれ、近くにおいてあったタルに乗り、相手の頭にかかと落としをして気絶させた。
道の向こうから鎧を着た人が6人ほどやってくる。敵の援軍か?まずい...元正規の騎士くずれ達を倒せる実力はもっていない。
「こいつらは...最近よく人から金を盗んでいる盗賊団か!?」
4人ほどがそいつらを連れて行った。どうやら敵ではないようだ。
「大丈夫でしたか?」
声をかけられたのではいと答えた。しばらく話し合ってみたところ、この人たちは聖騎士といって見回りをしていたところ僕達を見つけたらしい。そして一人が前に出てきた。
「走りながら見てたけど君結構すごい腕前だね...時間があれば少し話し合わないかい?」
団長格の風格の人にそういわれては仕方ないので聖騎士たちの本部まで行くことにした。