〜伝説の修理屋〜
僕らはこの広い広い銀河系の中にあるちっぽけな地球に住む住人。
そんな僕らには、必ずしも明日が来ると全ての人々が、思っている。だが現実は実に無残だった。
2050年。人類が1度絶滅仕掛けてから、はや15年が経った。人々の生活は安定し、平和に暮らしていた。
「ここを直して……っと……ふぅ。これで修理完了!おーい!鏡〈あきら〉兄さん!時計塔35階のパーツの修理終わったよー!」
「おお。流石早いな!やっぱ、慎子〈しんじ〉がいると仕事が終わるのも早いな。」
「そんな事ないさ。兄さんのアドバイスがいいだけだよ!」
この兄弟は世界的に有名な修理屋の兄弟である。
「しかし、今日で親父が亡くなってから15年か。」
「そうだね。15年前のあの事故から15年だものね。」
15年前。
地球の軸にあった時計塔が壊れ、世界のバランスを保てなくなった地球は、1度崩壊仕掛けた。
その災害での死者は5千万人を超えたとも噂されていて、当時の人々では復旧するのは難しいとの事だった。そんな絶体絶命の危機を救ったのは兄弟の父。15代目修理屋 神道 暁千代〈しんどう あけちよ〉である。
「今年も父さんの墓参り行かないとだね。」
「そうだな。今年は、ワイン持っていこうな。」
そんな時、ギィィン!と金属が擦れる音が塔の方から街に響き渡った。
「なんだ、今の音は……」
「この音は……。」
15年前、あの事故の起こったあの日もこのような音が鳴り響いたのであった。
読んでくださってありがとうございます!
著者のかごみんみんぜみです!
趣味で小学校の頃から色々なストーリーを書いています!
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