マスクの中の秘密を誰も知らない!
___この世界ではね! 何故か? みんな“マスクをつけている”んだ!
誰一人として! マスクを取っている人を見た事がないんだよ。
___僕もその一人だよ!
僕が物心つく頃から、既に僕の口元にはマスクが付けられていたんだ!
しかも? このマスク! 勝手に衛生的にキレイにするようになっていて。
汚れる事も、菌が付く事もないんだよ!
しかも? 絶対にこのマスクを取ってはいけないと言われているんだ。
・・・もし? マスクを取ってしまったら?
直ぐに、政府の人間がやって来て! 何処かに連れて行かれるんだよ。
連れて行かれた人たちが、今何処で? 何をしているのかもわからない!
既に、亡くなっているのかもしれないしね!
そもそも、マスクと口元は一体になっていてね!
ご飯を食べる時も、マスクを取る必要がないんだ。
口元に、食べ物を持っていくと? 勝手にマスクの所に切り込みが
出来て、食べ物を口にする事が出来るんだよ!
鏡をよく僕も見るのだけど、、、?
マスクの中がどうなっているのかが気にはなるけどね!
もう、見たいと思った事はないなよ!
みんなが、僕みたいだと、、、? 気にならないんだよね!
誰も、マスクの下を見たいと思っている人なんて! 僕はいないと
思っていたんだ!
・・・でも、それは違ったんだと後で想う事になったんだ!
僕と同じクラスの仲がいい友達にその話をコッソリしたらね?
彼も僕と同じ事を考えていたんだよ。
やっぱり、マスクの下が気になるんだって!
それに、ここが僕と違ったのは、、、?
彼は、どうしてもマスクの下を見たいと言い出したんだ!
・・・そしてね!
彼はこの後、、、大胆な事をする事になる!!!
*
___クラスのホームルームの時間。
その日は、たまたま担任の先生が用事が出来て早く家に帰ってしまって。
生徒だけで、ホームルームをすることになったんだよ。
___そして彼は、みんなの前で、マスクを取ったんだ!
それを、僕たちクラスのみんなが注目していると、、、?
マスクを取った下は、、、。
【寄生虫に支配されていたんだよ。】
見るに、見れない! なんて!? おぞましい事になっていたんだ!!!
既に口の形はしていない! 口の中からドロドロした液状のモノや何か?
口の中にたくさんいるんだ! 小さな何かが蠢いている!?
『これは! 一体なんなんだ!!!』
教室は、一気にパニック状態になったよ!
初めて見る! 僕たちが付けているマスクの中を見た生徒達は、、、?
教室から逃げ出す者や泣き叫ぶ者、興味津々な者や、怖がって一歩も動けない
者もいたな!
___僕は、じっと彼の口元を見つめいていたよ。
そして、担任の先生が何故か? 突然現れて、僕たち生徒を教室に集めて!
こう言ったんだ!
『___あぁ~見ちゃいけないモノをキミ達は見たのか? 何て奴らだ!
あんなに、見てはいけないと言っただろう! さあ! みんなこれを見るんだ!』
___担任の先生は、なんだか? 何時もの先生と僕は違って見えたから。
僕はその時、こっそり一人だけ目を瞑っていたんだ!
一瞬、眩しい光が教室を覆ったように感じたよ。
*
___そしたらね? みんな何事もなかったみたいに、、、。
また、ホームルームが始まったんだ。
先、あんなに騒いでいたのに、、、。
誰も、あの時の事を覚えてないようだった!
___僕は先の、あのヒカリでみんなの記憶を消したんだと分かったんだ!
僕は、みんなと同じように記憶が消えたフリをしたんだ!
・・・でも、もう一人! 僕と同じように記憶が消えたフリをした子が
いたんだよ! そう、マスクを取った彼だ。
僕と彼だけ! マスクの下の事を知っている!!!
・・・まあ、またあんなに大騒ぎになると困るから。
もう、あんな事はしないけどね!
___僕と彼は、今まで以上に仲良くなったよ。
共通の【秘密】を知ったからだよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。




