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マスクの中の秘密を誰も知らない!

作者: 七瀬
掲載日:2020/03/23




___この世界ではね! 何故か? みんな“マスクをつけている”んだ!

誰一人として! マスクを取っている人を見た事がないんだよ。



 ___僕もその一人だよ!


 僕が物心つく頃から、既に僕の口元にはマスクが付けられていたんだ!

しかも? このマスク! 勝手に衛生的にキレイにするようになっていて。


 汚れる事も、菌が付く事もないんだよ!

しかも? 絶対にこのマスクを取ってはいけないと言われているんだ。



 ・・・もし? マスクを取ってしまったら?

直ぐに、政府の人間がやって来て! 何処かに連れて行かれるんだよ。


 連れて行かれた人たちが、今何処で? 何をしているのかもわからない!

既に、亡くなっているのかもしれないしね!



 そもそも、マスクと口元は一体になっていてね!

ご飯を食べる時も、マスクを取る必要がないんだ。


 口元に、食べ物を持っていくと? 勝手にマスクの所に切り込みが

出来て、食べ物を口にする事が出来るんだよ!


 

 鏡をよく僕も見るのだけど、、、?

マスクの中がどうなっているのかが気にはなるけどね!

もう、見たいと思った事はないなよ!




 みんなが、僕みたいだと、、、? 気にならないんだよね!

誰も、マスクの下を見たいと思っている人なんて! 僕はいないと

思っていたんだ!


 


 ・・・でも、それは違ったんだと後で想う事になったんだ!


 僕と同じクラスの仲がいい友達にその話をコッソリしたらね?

彼も僕と同じ事を考えていたんだよ。


 やっぱり、マスクの下が気になるんだって!

それに、ここが僕と違ったのは、、、?


 彼は、どうしてもマスクの下を見たいと言い出したんだ!




 ・・・そしてね!

彼はこの後、、、大胆な事をする事になる!!!








___クラスのホームルームの時間。

その日は、たまたま担任の先生が用事が出来て早く家に帰ってしまって。

生徒だけで、ホームルームをすることになったんだよ。




 ___そして彼は、みんなの前で、マスクを取ったんだ!




 それを、僕たちクラスのみんなが注目していると、、、?

マスクを取った下は、、、。


 【寄生虫に支配されていたんだよ。】

見るに、見れない! なんて!? おぞましい事になっていたんだ!!!


 既に口の形はしていない! 口の中からドロドロした液状のモノや何か?

口の中にたくさんいるんだ! 小さな何かが蠢いている!?


 『これは! 一体なんなんだ!!!』



 教室は、一気にパニック状態になったよ!

初めて見る! 僕たちが付けているマスクの中を見た生徒達は、、、?

教室から逃げ出す者や泣き叫ぶ者、興味津々な者や、怖がって一歩も動けない

者もいたな!


 ___僕は、じっと彼の口元を見つめいていたよ。




 そして、担任の先生が何故か? 突然現れて、僕たち生徒を教室に集めて!

こう言ったんだ!


『___あぁ~見ちゃいけないモノをキミ達は見たのか? 何て奴らだ!

あんなに、見てはいけないと言っただろう! さあ! みんなこれを見るんだ!』




 ___担任の先生は、なんだか? 何時もの先生と僕は違って見えたから。

僕はその時、こっそり一人だけ目を瞑っていたんだ!


 一瞬、眩しい光が教室を覆ったように感じたよ。






___そしたらね? みんな何事もなかったみたいに、、、。

また、ホームルームが始まったんだ。


 先、あんなに騒いでいたのに、、、。

誰も、あの時の事を覚えてないようだった!



 ___僕は先の、あのヒカリでみんなの記憶を消したんだと分かったんだ!

僕は、みんなと同じように記憶が消えたフリをしたんだ!




 ・・・でも、もう一人! 僕と同じように記憶が消えたフリをした子が

いたんだよ! そう、マスクを取った彼だ。




 僕と彼だけ! マスクの下の事を知っている!!!





 ・・・まあ、またあんなに大騒ぎになると困るから。

もう、あんな事はしないけどね!




 ___僕と彼は、今まで以上に仲良くなったよ。

共通の【秘密】を知ったからだよ。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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