一章(前置き) 闇の奥に眠るもの
藤田がある噂を耳にしたらしい
「俺たちの学校の近くにめっちゃ高い山があるだろ。その山に洞窟があってそこには明治時代にいた貴族の金があるんだってさ」
僕と山下は全然興味がなかった、ただの噂ならほんとかどうかもわからない。当の藤田も半信半疑なのに‥‥‥「でも聞いたらいくしかないだろ」と言われて学校終わりに渋々ついていくと本当に洞窟はあった。だが、それでは決定的な証拠にはならない
山下が洞窟を少し覗いて
「駄目だな、奥が全然見えないな」
と言った時に藤田が自信満々にこう言った
「おれを、誰だと思ってんだ 『火属性』の藤田だぞ?明かりなんて俺がつけてやるよ」その後に僕は
「そういえばそうだったね、じゃぁ明かり確保お願いするよ」と言った
すると、藤田は一回深呼吸をした後に片手を差し出すと藤田の手のひらに小さな炎が生まれた藤田はこれを『灯火』と読んでるらしい
僕たちは洞窟の奥へ奥へと進んでいく、すると小さな光が見えた藤田は急いで走ってしまったので僕と山下は急いで追いかける
するとそこはまるで、ゲーム世界にあるような宝石が眠る場所だった。
僕たちはこの光景に息を呑んだ。
少しみとれた後に山下が「知らなかった、俺たちの町のそばにこんなに綺麗な場所があったなんて‥‥」と言い僕も「うん」と言った 藤田が「なぁ!本当にあったろ!」と言った。最初に言ってた貴族の金品はなかったがこの光景はそれを上回るほどの価値はあると思う
僕らは満足して帰ろうとしたそのときに
「た‥‥‥‥すけ‥‥‥て」
不意に声がして僕はその声がする方に駆け寄ってみると、洞窟にはまだ奥があった。
この奥にもまだみたことのないものがあるかもしれない僕たちはまた奥へと進んでいくとそこは灯火の向こう側が全く見えないくらい真っ暗だった。
声がする方に近づいてみるとそこにはミイラかドラキュラが入ってそうな古い棺があった。
この中に声の主がいる‥‥‥
開けるか‥‥‥‥開けないか‥‥‥‥
すると、声の主は言った
「この臭い‥‥‥人間か。さぁ、我をここから解放しろ!解放したならばそなたたちの願いかねえてやろう!」
どうも、うさんくさい話をするなこの人は‥‥
藤田が「おい、開けた方がいいのかなぁ。なんかかわいそうだし‥‥」というが山下が「馬鹿!開けたところでなにされるかわからないんだぞ!」僕も「今はなにもみなかったことにして帰ろう」
その後は、棺から声はしなくなくなった
翌日、放送部の記事にこんなことがかかれていた
『謎洞窟発見!あの噂は本当だった!』
なぜ、露見したのだろうまさか、後をつけられていた‥‥‥まずいあそこに誰かが近づくと‥‥‥‥!
僕は山下と藤田を連れてあの洞窟へ向かっただが、もう遅かった
同じ学校の生徒が記事の真相を確かめるために
洞窟の奥に向かっていた。そしてもうあの棺の前に到着していた
生徒の一人は「怖いからやめようぜ」と言ったが
もう一人は「どうせ、プログラムだしそんなことないだろ!開けてやる!」棺を開けてしまった
すると、開けてしまった生徒の動きが止まった
もう一人の生徒が意識があるのか確認しようとした瞬間 確認しようとした生徒のみていた世界が一回転した地面に落ちたときに自分の頭とからだが離されていたのがわかった
棺を開けてしまった生徒は不気味に笑いそして叫んだ
「我の名は五百旗頭 月夜!!この世界を征するものなり!!!!」
一章突入!まだ、どうするかは考えてませんがその場で考えようと思います