第澀巉話 ニタとアルファそして………
アルファアーマーのバイザーを閉じた瞬間、バイザーのモニターに『HELLO MY Commander』と言う文字が写った。自分はやはりこいつかと思った。
「アルファ、またお前か…。」と言った、というよりは言っていたの方が適切だろう。「YES MY commander ニタさん10日振りですね」と言い返してきた。自分は内心で喜んでいた。
(なぜ喜んでいる 自分は兵器の延長であり、感情等要らない、生きている価値など他人からの絶対評価でしかない。死など怖くない。まだ自分には価値などない)と考えていた。その時自分の身体の中の何かが話しかけてきた。(お前は何も判っていない俺をここから出せ……お前は俺だ。そして俺はお前だ。出せ…血だ血をくれ)
「くっ」と自分の口から言葉が吐き出る。プロフTが「始まったか」と呟いたように聞こえた。身体の中の何かが自分に言ってくる(死をもって死をせいす…お前の場合次元力を持って次元者を制す俺を出せお前には生きている価値などない)その瞬間自分は倒れたのだった………。
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