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11 偽装

誤字がありましたら教えていただきたいです!

感想やアドバイスなどをもらえるとうれしいです!!

「そんなことができるのか? でも無理だ証拠として死体を持ってくるように指示されている」

「じゃあ俺が死体を偽装するからそれをもって行けば大丈夫だろ」

「いや、やつらは鑑定スキルで調べるだろうから偽装は無理だ」

「死体にも鑑定が使えるのか?」

『俺の解析スキルと鑑定スキルって違いはあるのかな?』

『マスターの解析スキルのほうが鑑定スキルより詳しく調べることができます』

『そうか、じゃあどうしようかな』

 色と話しているとアディスが

「鑑定スキルは死体にも使えるはずだ魔物の死体にも使えるからな」

「死体には○○の死体という風にでるらしい」とグレモスが補足をした。

「そうなのか一応確認しといたほうがいいな」

 気配察知にかかっている近くの魔物にファイヤーボールを放った。

 ファイヤーボールは魔物に直撃し焼け死んだ。

 解析スキルを使いに行くために魔物を見に行ったら死んでいたのはウサギの頭に角が生えている魔物だった。

 さっそく解析スキルを使ってみる。



 ホーンラビットの死体

 レベル5

 HP 0/20

 MP 10/10



 ホーンラビットの死体にはグレモスが言っていたとおりに死体とついていた。

 一瞬のうちにその作業をした黒葉をみてグレモスとアディスは言葉を失っていた。

『これなら創造で創れるんじゃないかな俺の死体?』

『はい、可能ですね。ですが創造を使ってしまっていいんですか?』

『いいよ次のやつとか来たら面倒じゃん』

『マスターがいいのでしたら』

 色と話ながら戻る。

「死体の偽装ならたぶんできるぞ」

 黒葉がそう言うとアディスとグレモスは驚いた。

「ほ、本当か!?」

「ああできる、だがお前らこのことを黙っていられるというのが条件だ」

「あ、ああそれなら大丈夫だ俺たちも死にたくはないから」

 アディスの言葉にグレモスもうなずいている。

「じゃあさっそく死体を創るか。あと俺がいまからすることは絶対に秘密だからな」

「わかった」

『まず死体で自分と同じ格好でそういえば、ウサギの死体には魔力が残ってたよな魔力は50でいいかあと称号は一般人にしてとさて鑑定スキルをどう誤魔化すかだな』

『なにかスキルをつけますか?』

『いやそれだとスキルの欄でばれる・・・そうか!名前だ、創造で創ったものは俺が名前をつけているから名前を俺の死体にすれば大丈夫だろう』

『そうですねたしかに私やアイテムボックスもマスターが名前をつけてくださいましたから』

『HPは100ぐらいで、魔法属性なしで、スキルもなしと、じゃあこんなもんか』


「創造」


 すると黒葉と同じ容姿をしたものができた。

「よし成功と」

「お、お前何をしたんだ?」

 二人は突然黒葉と同じ姿のものがでてきて驚いているようだ

「秘密だ、念のため解析しとくか」

 死体に解析スキルを使う。



 黒葉の死体

 レベル1

 種族:人族

 職業:Fランク冒険者

 HP 0/100

 MP 50/50

 魔法属性:無し

 スキル 無し



「よしできてるな」

「お前鑑定スキルも持っているのか」

「ああ持ってるぞ」

「お前はいったい何者なんだ?」

「ただの異世界から来た一般人だよ」

「「お前のような一般人がいるか!!」」

 二人は黒葉の言葉に思わず叫んでいた。

「まあその辺は置いといてじゃあ頼むぞ」

 もう一度穴を開け下から土を押し上げて二人を地面から出す。

「ああわかっている、俺達の命がかかっているからな」

「大丈夫だ」

 二人は立ち上がって腕や首を回しながら言った。

「あとギルドにも言っといてくれな、俺が死んだこと」

「了解した」

「一応報告ほしいから終わったらギルドの肩位までの茶髪の受付の子がいるからそいつに成功したとだけ言っといてくれ後で聞くから」

「わかった」

「じゃあ後頼むわ、俺はまだ依頼が残ってるからな。うまくやれよー」

 黒葉は二人にそういいながら森の中に入っていった。

 その場に残ったのはアディスとグレモスそして黒葉の死体だった。

「あいつにはもう会いたくないな」

「ああそうだな、さっさと行こう」

 二人は黒葉の死体の首を剣で落とし、体は埋め首を用意していた袋へ入れ街へと向かった。



「じゃあさっそくひと狩りいくか」

 気配察知を使ってゴブリンを探した。

「お、いたいた4匹いるな」

 気配察知かかった反応の方へ言ってみるとゴブリンがいた。

 草むらから除いてみると手に棍棒をもった緑色の肌をしていて腰に布を巻いた人型の魔物がいた。

 ゲームとかで出てくるゴブリンのまんまだな。

「魔法の練習からいくか」

 草むらからでてゴブリンたちに向かって魔法を放ってみる。

「火の槍〈ファイヤーランス〉風の槍〈ウィンドランス〉水の槍〈ウォーターランス〉雷の槍〈サンダーランス〉」

 それぞれのゴブリンに放った魔法は命中しゴブリンは絶命した。

「まず4匹だな。次はっとあっちに3体いるな」

 反応があるほうに行くとゴブリンが3体に並んでいた。

「次は剣でいくか」

 剣を抜きゴブリン3体に後ろから近づいてゴブリンが反応する前に3体の首を横から薙ぎ切る。

「おっし終わり!あっさり終わったな、レベル上げをかねてもうちょっとだけ狩るか」

 剣についた血を払い鞘に収めゴブリンの死体にスキルの解体を使い素材にし、アイテムボックスに閉まい黒葉は森の奥に入っていった。





 アディスとグレモスは依頼の報告のために城に来ていた。

 城の一室に大臣と二人はいた。

「依頼のほうは完了したのか?」

「はい、こちらが対象の首となります」

 グレモスは偽の黒葉の首の入った袋を差し出した。

「たしかに本物のようだな、こちらが成功報酬の金貨20枚だ」

「ありがとうございます。ギルドのほうへの連絡はどうしますか?」

「こちらでしておくお前たちは何も知らないということにしておけ、いいかくれぐれもこの事は誰にも漏らすなよ」

「承知しています、それでは失礼します」

 二人は大臣に礼をし、部屋を出て行った。

「本当にばれなかったな」

「ああ、ひやひやしたぜ」

 二人は城をでてギルドまでの通りを歩きながら話していた。

「早めにこの街離れようぜ」

「そうだな」

「あれにはもう会いたくねえ」

「あんな怪物とは関わりあいたくないからな」

 二人は黒葉の行動を思い返してもう会いたくないと決めていた。

 そうして二人はギルドの茶髪の受付の子、マルシアに成功だと伝えるように頼んで街を出た。


近いうちに主人公のステータスを出したいと思います!

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