10 初依頼
もしかしたら明日の更新はできないかもしれないです。
でも更新できるように頑張ります!!
カウンターのところに戻ってマルシアに依頼の受け方などの説明を聞いた。
おっさんはどこかへ運ばれていったようだ。
依頼の紙がが張ってある掲示板はカウンターの隣にあり、依頼には採取、討伐、護衛などがあって。
依頼の受け方は掲示板のを選ぶか、依頼者のほうから指名がある指名依頼や、ギルドから召集される緊急依頼があるらしい。
指名依頼は信頼と実績あってこそだそうだ・・・とマルシアが説明をしてくれた。
「依頼の受け方はこのくらいですね、次にギルドカードの説明ですがこちらは身分証にもなっているのでなくさないでくださいね。
もし紛失されてしまった場合、再発行には金貨1枚いただくのでご注意ください。
ギルドカードには討伐した魔物の数などが表示されたり、現在受けている依頼が表示されますのでご活用ください。
ギルドカードの説明は以上です。なにか不明な点がございましたらその都度質問してください」
「わかった」
「クロハ様はどの依頼をお受けするんですか? 初心者の方にオススメはこの薬草の採取ですが」
マルシアは薬草採取の依頼書をだしてそう言った。
「俺的には討伐依頼のがいいんだけど」
レベル上げをしたいし。
「いきなり討伐ですか?最初は依頼の流れになれるために採取の依頼がいいのですが・・・」
「魔物狩ってたほうが楽だしな、討伐にするよ」
「そうですか、ではそこの水晶にギルドカードをかざしてくださいそれで依頼の受注ができます」
マルシアに言われたとおりにやってみるとギルドカードの依頼の欄にゴブリン6体討伐と書かれていた。
「ゴブリンの討伐証明部位は耳ですのでお願いします、他の素材は自由にお使いくださいギルドのほうで買取をしているのでよろしければご利用ください」
「ああ、わかったじゃあ行ってくるよ北門をでてすぐの森だっけ?」
「はい北の森は比較的に魔物は弱いですが奥に行くと魔物が多くなるのでお気をつけください」
「それじゃあ行って来るよ」
ギルドの前まで見送りに来てくれたマルシアに手を振りながら黒葉は北門を目指した。
門へつくと騎士がいて街をでる理由をきかれギルドカードの提示をお願いされたのでギルドカードを見せ門の外へ出た。
ゴブリンを探すために森の中を歩いていたのだが。
『マスター後ろから2名あとをつけられていますが』
『門を出てからだな』
スキルの気配察知で黒葉は後ろからつけられているのはるのはすでに気がついていた。
『どうしますか?』
『無視でいいだろ、その内出てくるだろうし』
『やはり王の差し金でしょうか?』
『だろうな、勇者達の気を引き締めるための見せしめありじゃないか』
などと色と話していたら後ろからあとをつけていた2人が出てきた。
「お前が逢坂黒葉だな」
「そうだけど?」
「ある方の依頼でお前を始末させてもらう」
2人は腰にある剣を抜きなが言うが黒葉の魔法のほうが早かった。
「やっぱりか、じゃあ先手必勝!落とし穴」
黒葉は想像魔法を使い2人の足元に首がちょうど出る深さの穴を作った。
「落としたら、埋め立てっと」
想像魔法をもう一度使い穴を埋めた。
2人はいきなり穴に落とされ首から下が埋められて状況に驚いているようだ。
『こいつらどうしようか?』
『依頼人を聞くのがよろしいかと多分王だと思いますが』
『だよなあ、その前にステータス確認といこうか』
解析スキルを使い2人のステータスを確認する。
アディス 男
レベル:58
種族:人族
職業:Aランク冒険者
称号:Aランク冒険者
HP1000/1000
MP500/500
魔法属性:火
スキル
気配察知 隠密
グレモス 男
レベル:57
種族:人族
職業:Aランク冒険者
称号:Aランク冒険者 2属性持ち
HP800/800
魔力:900/900
魔法属性:水 風
スキル隠密
短めの金髪でがたいがいいのがアディス、で少し長めの金髪で細身のがグレモスだった。
『能力低くない?』
『マスターのステータスと比較したらダメですよ、マスターは異常なんですから』
『ほんと最近ひどくない色? まぁいいか話聞かないとな』
「さっそくだけどお前らの依頼者って誰なんだ?」
地面に埋まっているアディスとグレモスに向かって言う。
「そんなこといえるわけがないだろう」
アディスがそう言ったがグレモスは沈黙している。
「お前ら自分の状況わかってんのか?」
黒葉は剣を抜き剣の先を向けながら言うが。
「殺すなら殺せどうせ依頼が失敗に終わったら俺たちは始末される」
「やっぱり依頼者は国の王様かな?」
「な!?なぜそれを」
黒葉がかまをかけてみたら見事にグレモスが引っかかった。
「俺はこの世界に召喚されてから今日はじめて街に出たからな、まず俺のことを知っているやつは少ないだろうからな」
「なるほどな、だがそこまでわかっているなら失敗に終わってのこのこ帰ったらどうなるかわかるだろ」
「間違いなく消されるだろうな、俺にもう一回挑むというのはしないのか?」
「もう一度お前と戦っても相手にならないだろう」
「やるだけ無駄だ」
アディスとグレモスは自虐的な笑みを浮かべながら言った先ほどのまったく相手にされなかったのがよほどショックだったのだろう。
『こいつらどうしようかこいつら殺してもたぶん次がくるだろうしな』
『ここでマスターが死んだように偽装するのはどうでしょうか?』
『そうかここで俺が死んだ風にすれば次のやつもこないし楽でいいか』
「なあお前ら生きたいか?」
黒葉は黒い笑みを浮けべながら二人に聞く。
「当然だろこんなところで死にたくない、だが俺たちにはもう死ぬしかないんだ」
真剣な顔で言ったアディスにグレモスはうなずいている。
「いや、お前たちさえ秘密を守れるなら生きる道はある」
そう黒葉が言うとアディスが戸惑いながらも聞く。
「そ、その道というのは?」
「簡単だ俺はここでお前らに殺されたことにすればいい」