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9 ギルドへ入会2

なんとかできましたがやっぱり短いですね(・Д・`)

 マルシアが落ち着いて、ギルドマスターの隣に座り黒葉はその対面に座ったところでギルドマスターが。

「じゃあさっそく水晶に触れてみてくれ」

「わかった」

 黒葉は手に魔力を集中して水晶に手を置いた。

 すると水晶が突如激しく光りだした。

「どうしたんだ!?」

「なんですかこれは!?」

「うわっまぶし!」

 ギルドマスターとマルシアも驚いていることがわかる。

 光っていた水晶の光が収まると机の上には割れた水晶とカードがあった。

 とっさに目を守った黒葉は無事だったが、ギルドマスターとマルシアはまだ目が慣れていないようで目をこすっている。

「水晶って使い捨てだったのか?」

 黒葉が机の様子を見てそうつぶやいた。

「なに!? 水晶になにかあったのか!?まだ目がちかちかして状況がわからんぞ」

 黒葉の言葉にギルドマスターは慌てていたどうやら水晶は使い捨てではないようだ。

「目が痛くて前が見えないです」とマルシアは目を押さえている。

 とりあえずこの状況が落ち着くまで黒葉はお茶を飲みながら待つことにした。



「ふーやっと目が治ってきたぞ」

「まだ若干痛いですが何とか見えます」

 やっとギルドマスターとマルシアの目が治ってきたらしい。

「な、なんだこれは!?どうして水晶が割れているんだ!?」

 改めて見た机の様子にギルドマスターが叫んでいた。

「言われた通りにやったら水晶が光って割れただけだよ」

「なぜ水晶が割れるんだ!」

「いきなりそんなこと言われてもな実際にそこで割れてるじゃん」

 そう黒葉がギルドマスターに言うと。

 ギルドマスターが「水晶がぁぁぁ」と涙目になっていた。

「この水晶って貴重なのか?」

 そうクロハが聞くとギルドマスターが。

「そうだね私の首がとぶくらい高価なものだよ」と泣きながら言った。

「ドンマイ!!」

「ドンマイ!!じゃないよ誰のせいだと思ってるんだ!!」

「水晶のせいに決まってるだろ!!」

「そんなわけあるか!水晶が割れるんなんて聞いたことがないんだぞ!!」

 そんな二人の言い合いの間にはさまれおろおろしていたマルシアが。

「あ、あの二人ともあまり声が大きいと他の人に聞こえてしまいますよ」

 マルシアにそう言われギルドマスターは落ち着きを取り戻した。

「・・・そうだな一回落ち着こうじゃないか」

「とりあえずこれが直ればいいんだろ?」

 割れている水晶を指差しながら。

 多分さっきおっさんの剣を直したやつで戻るんじゃないかな?

「ただくっつけるだけじゃダメだぞ?」

「大丈夫だって、任しとけって」

「任しとけって割れた原因は君にあるだろ」とギルドマスターが小声で言っていたが黒葉はしっかりと聞いていた。

「んー?じゃあ直すのやめようかあんたの首がとぶけど」と黒葉が悪い笑みで言うと。

「なんでもないです!お願いします直してください!」

 ギルドマスターがテーブルに手を着き頭を下げている横ではなぜかマルシアも一緒に頭を下げている。

「わかった任しといて」

 黒葉はそう言い先ほどウィルの剣に使った想像魔法の巻き戻しで水晶の時間を巻き戻し元に戻す。

 割れていた水晶は何もなかったように元の形に戻っていた。

「よし、直った!」

 やっぱり想像魔法は便利だな!魔力消費が多い気がするけど問題ないしな。

「「はぁ!?」」

 黒葉はうまくいって喜んでいるようだが

 ギルドマスターとマルシアは何が起こったのかわからずに驚いている。

「き、君今何をしたんだ?」

「さっきも言ったろ秘密だ。直ったんだからいいだろ」

「た、たしかに直ってはいるが・・・はぁわかった直してくれてありがとう」

 ギルドマスターは黒葉が絶対に言わないという気持ちがわかったのか深くは聞かなかった。

「もう、君の相手は疲れたよ。依頼の受け方とかはマルシアに教えてもらってくれ」

「ああ、わかったじゃあマルシアよろしく頼むな」

「はい、がんばらせていただきます」

 マルシアは満面の笑顔で答えた。

 仕事にまじめ過ぎるせいでさっきみたいなことをするんだなきっと。

「それじゃあ行きましょうクロハ様」

 マルシアに続いて部屋を出ようとしたらギルドマスターが「報告書をどうしようか・・・」と言っていたが聞かなかったことにしてマルシアの後を追った。



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