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ロボ

作者: たいぞう

りんごの味はみんな知ってます


けどそれを知らない少年がいました


りんごの味を聞かれたらみんな「甘い」と答えます


彼もみんなの真似をしてそう答えていました


少年が高校生になった時、またりんごの味を聞かれました


けれどもりんごの味を知らない彼は一度みんなの真似をすることをやめてみることにしました


すると周りから妙なものを見るような目で見られた少年は


「普通」というつかみどころのない概念を意識するようになり


自分が溶け込めない周りが「普通」で自分のどこかが普通じゃないと思うようになりました


少年は学校に行かなくなり家族には罵倒され一人ぼっちになってしまいました


彼が「人間として生きることは難しい」と諦めたとき、体がボロボロと崩れていきました

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