表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現在進行 鳥の国 3  作者: 蓮尾純子
94/100

日々のお仕事ニュース 2006年9月27日

日々のお仕事ニュース


2006年9月27日

 雨が止みました!重機の作業を始めてからというもの、常勤職の話題はお天気のことばかり(というのはオーバーですが)。ほとんどが粘土質でちょっとでも雨が降れば水がたまり、泥が粘りついてどうにも作業ができなくなる竹内ヶ原の全面干上げと草刈り・草焼却・ユンボーによる天地返し・トラクターがけ、という一連の大作業に踏み切った以上、雨は宿敵。この秋は台風もそれてくれたし、ほどよく間を空けて降る雨は農作物には最適ながら、雨のたびに作業が4、5日は滞ります。今週中はずっと曇りや晴れマーク、重機作業を終わらせられるかも、という期待もむなしく26・27日にいきなり雨予報。昨日は朝からぽつりぽつりと来ていましたが、できる間は続けます、お昼には戻りませんという電話をよこして達夫さんとまこちゃんは2時すぎまで重機がけを続けていました。2ヘクタールをこす竹内ヶ原も3分の2程度まで作業終了。また何日か土の乾きを待ってあと何回か作業を続けるか、この雨を区切りとして水を戻すか、今日の様子と天気予報で決めることになるでしょう。昨夜の降り方だと現場はきっと一面の池になってカモが泳いでいるに違いない・・・・常勤にいさん達の判断に任せます。

 この秋はヒガンバナとキンモクセイの花期がぴったりと重なりました。ヒガンバナは例年どおりきっちりお彼岸に満開を迎えていましたが、9月に入ってすぐの低温のためか、キンモクセイが1週間以上早く咲いたようです。昨日の雨でどちらも盛りを過ぎたのではないかしら。10月半ばに咲くはずのギンモクセイ、ハイタウン塩浜のまわりは見事な花が見られるのですが、こちらも早くなるでしょうか。

 このところ毎日のようにミサゴが見られています。獲物をとる瞬間はめったに見られないのですが、たいてい大きな魚をとって観察舎正面の「鳥居」で食べています。「さぎどまり」にはサギの見本市のように5~6種のサギがずらっと居並び、シギがごく少ないことを別にすればまあまあの眺め。

 22日、人家に飛び込んで猫とケンカしていたというオオヨシゴイ若鳥が保護されて入所。幸い無傷だったので翌日保護区内に放鳥。野鳥病院としては2例目の記録です。秋定番のツツドリが次々に入院。4種いるホトトギス類のうち持ち込みはなぜかツツドリがダントツで、他種はめったに来ません。個体数が多いのか、他種よりドジ(または低く飛ぶ?)で衝突事故が多いのか。

 さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様の25日のお食事メニュー。100%オレンジジュースに浸したパン、ちくわ1本、カマンベールチーズ1塊、デラウェア種のブドウ半房、白魚8尾、鳩卵1個。高級ワインでも加えたいところです。もちろん出処は99ショップや見切り品や寄贈やいただきもので、お食事代は80円くらいでした。では。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ