梅と桜 桜と藤 2005年6月 すずがも通信152号掲載
保護区はいつも現在進行 すずがも通信152号 2005年6月掲載
梅と桜、桜と藤
昼間は森閑としている竹内が原。暮れ方になると、セイタカシギやクイナばかりか、タシギやコガモが入って、けっこうにぎやか、とのこと。ゴールデンウィークをすぎると冬鳥たちはどんどん少なくなったそうですが、一度夜の観察会をやりたい、と達夫さんが言っていました。セイタカシギの交尾も見られているようです。ただ、今年はタヌキも目立っていることだし、繁殖がうまく行くかどうか。
5月11日、観察路草刈り第一ラウンドが終わりました。4月上旬、桜が咲く時期に半袖がふさわしいくらいのぽかぽか陽気があった後で、気温が低い日々が続いています。4月6日、桜の最初の数輪と、梅のさいごの数輪がいっしょに咲いて、初体験と驚きましたが、5月に入っても桜がまだちょっぴりずつ咲き続け、桜と藤やニセアカシアがいっしょに開花、とまたまたびっくり。ほんとうに今年は不思議な気候です。昨年夏のすさまじい暑さの裏返しなのでしょうか。ちなみに、わが家では3月末に蚊取線香をつけました。たぶん浄化槽で育っているのでしょうけれど、暖かい夜には室内を飛ぶ10数匹のアカイエカにちょっとげんなり。
この「すずがも通信」がお手もとに届くころには、東京バードフェスティバルも、愛鳥週間行事も、5月21・22日に予定している千葉県全域のサギ調査遠征も、ひととおり終了しています。5月7日に予定されていた「三番瀬エコツァー」が雨天のため中止になってしまったのは残念でしたが、時は着々と過ぎゆくもの。生きものは着々と育つもの。どのみち、いつも、現在進行の保護区なんだなあ。
さて、セイタカシギや、あわよくば他の種類も繁殖してくれますように。