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三つ編み物語  作者: 建忘
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夏子の断髪

夏子の断髪

教育委員会、校長会が短髪推進派多数になり、夏子の学校もおかっぱ校則に変更された「校則改正により、今から散髪を行います」

校則改正により女子の髪型はおかっぱオンリーとなり、教室で髪を切られる女子もいた。

三つ編み切られた学生は前髪パッツンおかっぱにされていたが、癖毛の女子は髪の重みや三つ編みの纏まりを失い、パーマをかけたような爆発したような恥ずかしい頭を晒しており、汗臭さも直毛の女子より強いようであった。

翌日、ゴミ捨て場に大量の三つ編みが。

汗ばんだ大量の三つ編みは汗の強い匂いを放っており、直毛、天然パーマ、猫毛さまざまな髪質の三つ編みがあった。

臭いも多種多様で

シャンプー、石鹸、汗、脂...匂いが入り混じり、鼻をつく匂いを発していた

風邪で休んでいた夏子も風紀検査をされ「不合格、あと凄く匂うわ!不潔な三つ編みは切りなさい」

放課後学校指定の床屋で切るように言われしぶしぶ向かった。運動、清掃といった体を使う1日だったため夏子の三つ編みは汗臭い匂いを放っていた。「長い髪は不潔になるから切ろうね」

三つ編みのまま霧吹きをかけられてそのまま片方ずつ切っていく。三つ編みにハサミが入るたびにブチブチと解けていく結び目。夏子の艶やかなお下げ髪は

床に落ちて、鳥の巣のような頭になる夏子。

ベールのように長かった髪が三つ編みを結べないレベルのおかっぱになっている。

床に散乱する縮毛を尻目に半泣きで店を後にする。

風紀検査の日「三つ編みを切ったのね!でもまだ臭うわ!」と言われてうちひしがれる夏子。

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