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三つ編み物語  作者: 建忘
6/7

光子はモダンガール?

んここは?

光子の眼前ではモガと日本髪の頑固娘で論争していた

「短髪など不良の髪型よ!お嫁に行けないわ!」

「あなたのその髷、見ていてイライラするし鼻もむず痒いわ!」

「教科書に載ってる人の髪だ...」

「さっき予約した光枝さんねこちらへどうぞ」

「注目通りバッサリ切ってパーマしますね」「あっ、えっ、違うんです...」

「さっきあんなに『長い髪は時代遅れで邪魔だから、刈って』と言ってたでしょ?」

どうやら光子はモダンガール真っ盛りの大正時代にタイムスリップし、丁度髪を切ろうとしていた祖母(夏枝の娘)と取り違えられてしまったようだ。

「じゃあまずその日本髪を洗いますね」「いっ痛い!」固まった日本髪を解かれ痛がる光子「我慢してね」どうにかほどいた髪に熱いお湯をかけて流していく「あっ熱い!」光子の言葉をよそに石鹸を手に取り髪を泡立てていく。「顔洗いもしますね」光子の顔を容赦なくわしわし洗い、鼻の穴まで洗われ「はい鼻かんでー」「フーン」泡立て頭で起こされ鼻をかまされ「ふがっ」鼻糞も取られた。

前屈み、がに股体勢での長時間の洗髪が終わるころには光子は疲れきっていた。

「バサッ」ボーッとしてる間に手早く肩のラインでバッサリ切られる髪「えっあ…」驚く間にパーマ液をかけられる「くっクサイ!!」強烈なパーマ液匂いに顔をしかめる光子。今度は細いロッドが髪に巻かれていく。「いっ痛い!」「我慢しなさい!」美容師は構わずロッドを巻いて行く。

しばらくして光子の頭はロッドだらけの大仏頭になっていた。(恥ずかしい…)

美容師はロッドに電極をつけてスイッチを入れる。光子の頭からはパーマ液と髪が焦げる匂いがする(熱い…クサイ…)永遠にも思える加熱がやっと終る。

安心してると先ほどより強烈な匂いの巻髪固定のためのパーマ液をかけられる

「くっクサイ!!」しばらくしてロッドを外されるとぐるぐるカールの凄い頭になる光子、頭に驚く間もなく洗髪に連れて行かれ入念に洗われる。


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