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三つ編み物語  作者: 建忘
3/7

散髪される三姉妹

雪枝の家は三姉妹で、今度は残りの二人も同時にタイムスリップし、日本髪を雪枝同様汗臭い三つ編みにされ、理容室で髪を切られることになった。

床屋の3つの椅子が全て埋まり、三姉妹の「散髪」が始まった。

「雪枝おねえさまー たすけてー」

ジョキジョキジョキ

「あーーーっ!」

ザンバラになる春枝の髪、その隣で夏枝の三つ編みも切られる。

バサッと6本の汗臭い三つ編みが床に落ちる。

理容師「匂いは酷いけどしっかりした髪質ね」三姉妹とも髪の匂いは自覚していたが、改めて言われショックを受けた。

理容師は三つ編みを保管し

「じゃあ注文通りにするわね」

まずはバリカンを使い夏枝の汗臭いうなじに入れた。

「ひっ酷い…」あっという間におかっぱ頭を刈り上げにされ夏枝は涙を流す。

「夏枝ちゃん!」刈り上げにされる夏枝を見て驚く春枝。

すぐさま夏枝よりもさらに汗臭い春枝のうなじにバリカンを入れていく…「え…あ…嫌…」夏枝と同じく刈り上げにされる春枝、続けざまに鋏で髪を切られていき春枝の頭は角刈りされ男性客のように顔剃り、鼻毛カットまでされ恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしていた。「そんな男みたいな…」涙ぐむ春枝。

二人の姉妹を見て驚愕する雪枝「酷い…」

そんな雪枝を尻目に三姉妹で最も汗臭い雪枝の髪に手荒くブラシを当てる理容師「いっ…痛い!」訴えるも

「こっちも貴方の汗臭い髪を我慢してるから我慢してね~」とかまわず理容師はブラシを通す。

ブラシを強引に通された雪枝の頭は鳥の巣のようになっており更に匂いを放つ「私の髪が…」涙目の雪枝。

次に雪枝の髪にパーマ液をたっぷり塗布する。「くっ…クサイ!!」あたりにパーマ液の独特の匂いが漂う。

パーマ液をかけたあとヒーターをされ「熱い…クサイ…」

熱さと匂いに悶える雪枝。

永遠にも思えるヒーターの後パーマの1剤を落とすため前屈みにされ洗髪が始まる。

「んん…ぶふぉっ!」容赦なく顔ごと洗髪されお湯や泡が鼻に入り苦しむ雪枝。長時間の洗髪が終わり乾かされ安堵する雪枝。

「終わりですか…?」

「ちょっと動かないでね」静止する理容師。ジュッ…パーマ液と違った異臭が漂う。理容師は雪枝の髪にコテを当て細かくカールをいくつも作る。

「え?え?」戸惑う雪枝。

「パンチパーマをしてるのよ」

雪枝にパンチパーマの男性写真を見せる理容師「そんな頭嫌、嫌」動こうとする雪枝「動いたら火傷するよ」雪枝を新人に押さえつけさせカールを作っていく理容師、しばらくして雪枝の頭は異臭を放ち大仏のようになっていた。

雪枝は放心だったが再び別の強烈な異臭で我に帰る。

「クサイわ!」悶絶する雪枝。理容師は容赦なくパーマの2剤をたっぷりかける。先ほどの1剤よりも強烈な匂い。

理容室は外から丸見えのため、いつの間にか外にはギャラリーがいた。「見ないで!」耳まで真っ赤にして恥ずかしがる三姉妹。「恥ずすぎ(笑)ネットにあげよ(笑)」

ギャラリーからスマホで容赦なく撮影される三姉妹。その間にも雪枝は再びヒーターをかけられ仕上げが近くなる。

「熱い!クサイ!」先程よりも高温異臭が雪枝を悶絶させる。ヒーターも終わり仕上げの洗髪に入る雪枝。「ん?シャワー出ないな。仕方ない…」

理容師に外に連れ出される三姉妹。「あっ出てきた!ん!?三人ともクッサ(笑)」嘲笑するギャラリー。春枝と夏枝は汗臭く雪枝はパーマ臭いので当たり前だが、三姉妹とってはショックで涙が止まらなかった。それをよそに三姉妹の洗髪が屋外で始まる。

洗髪される様は写真はおろか動画サイトにリアルタイムで流され、「三姉妹床屋洗髪なう」などとタイトルを付けられた。三人とも手荒く長時間されその様は嘲笑され、雪枝はうっかりオナラをしてしまい、さらに嘲笑された。

そして、夏枝は刈り上げ、春枝は角刈り、雪枝はパンチパーマにと三姉妹は恥ずかしい頭にされた。

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