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初めての依頼

あやめちゃん初依頼です


「これで薬草オーケイ、あとはウサギさん一羽と狼さんが三匹」


そう言って薬草をポシェットに仕舞うと辺りを見回す


すると平原ウサギが目の前に跳ねて来る


あっさりと捕まえて残るは


「昨日の狼さんか簡単に見つかるといいな」


そう言って辺りを探していると


「ワオーンガルル」


とう吼えを響かせて平原狼が現れる


「12345678910ちょっと多いけど大丈夫かな」


あやめはのんきにそんなことを言いながら襲い掛かってくる狼に拳を叩き付ける


「ふう終わった」


あやめが息を吐きほっとしたとき足元には平原狼たちが的確に急所を打たれて山積みになっていた


あやめはポシェットに平原狼たちを仕舞うと地面に座ると


「お弁当うれしいな中身は何かな?」


鼻歌交じりでわくわくしながら包みを開けると


「サンドイッチとこっちは飲み物だね」


そう言って水筒の中身を一口


「おいしいオレンジジュースだ、それではサンドイッチいただきます」


手を合わせそれにかぶりつく


「おいしいハムとチーズかなそれときゅうりおいしいサンドイッチだ」


あやめは満面の笑みを浮かべ食べ進む


「それにしても寮のまかないさんて絶対きちんと料理を勉強した人だよねこのサンドイッチだってお店の


味だし」


そう言いながらあやめはまだ見ぬ賄いさんに感謝するのだが実は賄いさん=ハモンドで会ってもいるし実


際に料理店を経営してたりもするのだがあやめはまだ知らない


お弁当を完食した後しばらく平原でまったりするあやめ


日差しが少し傾くころに町に帰ってくる


「ギレットさんただいま」


「おう昨日のあやめちゃん依頼の帰りかい?」


「うん依頼も達成獲物も大猟だったよ」


「それはよかったな、きおつけて帰りな」


ギレットに見送られギルドへ急ぐあやめ


右側の報告窓口へゴウ


「依頼の報告をお願いします」


声を掛けるあやめに


「はいまずはカード次に依頼品の順でお願い」


カウンターにいたタマが答える


「まずはカード」


あやめから受け取ったタマが確認する


「依頼は薬草が十束、平原ウサギ五羽、平原狼5匹ね」


カウンターの上に薬草十束を並べ


脇にアメショが持って来てくれた台の上にまず平原ウサギ五羽を乗せ


「平原狼十匹の群れだったんで十匹提出にしてもらうことってできますか?」


あやめの質問にタマは


「五匹を二回にしてあげるわねこの依頼はお肉と皮で別々のお客さんに行くから多い分には喜ばれるは」


「そうなんですか」


平原狼を受け取ったアメショが


「お肉は庶民の食卓に上り皮は加工されて装備品になるのにゃ」


そう言ってにっこり笑うアメショ


「だから大きな群れが見つかると町を上げてお祭り騒ぎよ」


タマはそう言ってそのときのことを思い出したのか口元からよだれをたらり


「反対に見つかった群れがゴブリンだと地獄にゃ」


思い出したのか途端にいやな顔をするアメショ


「アメショ言わないであのときのことは好き嫌いのないゴブリン族でさえ持て余したんだから」


タマのその言葉にあれっと思ったあやめは質問する


「タマさん今ゴブリンとゴブリン族って分かれているような言い方でしたけど」


あやめの質問にタマは


「あやめさんの周りにはいなかったみたいねまぎらわしいんだけどゴブリン族てのは正式な種族名言うと


フェルミニアアイランドゴブリン族っていうのきちんと話もできるし手先が器用できれいな装飾品を作っ


てるで討伐対象のほうがただのゴブリン進化体のキングとかいろいろいるけど基本的に話はできないし凶


暴で残忍その上最悪なのが他種族の女に対する性的欲求が激しいの」


タマは顔を歪ませる


「にゃので付近の女性の安全のため見つかった群れは抹殺にゃ」


首をかき切るしぐさでアメショが表現する



次も紛らわしい種族の説明です

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