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冒険者テスト

テスト再開

「あの大丈夫ですか」


青くなったまま固まっているアメショにあやめが声をかけると


「大丈夫にゃんささテストを続けるにゃん次は魔術適正と戦闘技術のテストにゃん」


アメショは必死に落ち着きを取り戻すとテストを続ける


「それじゃこれ持ってにゃん」


そう言って錆び色の金属のプレートを握らせる


「3分ぐらいまつにゃん」


3分後


「それじゃあ手を開けてプレートを見せてほしいにゃん」


そう言われて手を開けると錆び色のプレートは色を変え黒色に変わっていた


それを見た途端アメショはひざから崩れ落ち泣き出す


「何でカオスメタルになるにゃんせめてプラチナなら・・・・・」


そう言って泣き続けるアメショを三匹の召喚獣がなだめる


「「「マスター落ち着いてくださいまだ戦闘技術のテストがあります」」」


その言葉に立ち上がるアメショ


「戦闘技術のテストまだ望みがあったにゃんでと相手誰に頼むかにゃ」


「それ俺でいいよな」


そう言って訓練場の入ってくる男


「だめにゃんテストはCクラスが行うルールにゃんあなたはAクラス上位任せられないにゃんハークさん」


そう言ってハークを止めるアメショだったがハークにあっさり失神させられてしまう


「貴様マスターに何をする」


ハークに抗議するドン


「おとなしくご主人様を介抱してなさてお嬢ちゃんこのギルド周辺が初心者向けとはいえある一定レベル


の戦闘技術てのは必要になる俺にはどうしてもあんたにそれがあるとは思えない厳しいようだがこれが現


実だ登録したければ俺が納得するぐらいの強さを見せてみな」


そう言って訓練場にあった模擬剣を構える


「そうですかあなたを倒せば納得していただけるのですね解りましたですが勝手に死なないでください


ね」


あやめの中でぶつりと切れたような音が聞こえ怒りが熱くなるのを通り越し冷たく意思と体を冷やしそう


言うとあやめは無防備に相手の攻撃を警戒することもなくすたすたと歩いていく


そのあやめにハークは背筋に寒気を感じるが頭を振り手にする模擬剣を振り下ろすがそれは


「どうしたんですか手加減でもしてくださっているのですか?」


あやめのその言葉どうり模擬剣は空を切りかすりさえしない


そしてあやめの接近を許してしまうがあやめが無手であったことにほっとしてハークはつい言ってしまった

「回避能力は見事だが無手のうえ女の子の力じゃ俺にダメージは与えられないぜ」


その言葉ににっこりと笑ったあやめはティーシャツ姿のハークの腹に触れるようにそっと拳を当てた次の


瞬間


ハークを激痛が襲う体をくの字に曲げうめくハーク


「どうかしましたかそっと触れただけなのにそんなにうめかれて」


あやめは微笑を浮かべると再びすたすたとハークに近づいていく後ずさるハーク本人の意思に関係なく体


が拒否する


「そこまでハークすまない憎まれ役をさせてしまって」


訓練場にアロフ達と一緒に男が入ってくる


「あなたは?」


あやめの問いに


男は


「冒険者ギルドプレニアス支部でギルドマスターをしているヒューマンのハモンドだすまなかったな君の


話を彼らから聞いて半信半疑でこんな芝居をさせてもらった念のため言っておくがアメショはこの件は知


らないから許してやってくれあとハークも心配性の兄貴分としてきになったみたいでこの件に加わっただ


けで悪ぶっていたのは演技なので悪く思わないでやってくれるかい」


そう言ってアメショを起こすと


「それじゃアメショあやめ君の登録手続きよろしく頼むぞ」


わけもわからず目を瞬かせているアメショにそう告げるとギルドマスターは訓練場から出て行った


ふらつきながらやってきたハークが


「見事な一撃だった女の子だからいろいろ言ってくるやつがいるかもしれんがうっとうしかったら俺に


やったように一発やってやれあとごめんな」


そう言ってあやめに頭を下げるとハークも訓練場から出て行く


「なんかよくわからにゃいけどテストは合格ですにゃあとはカードの作成なので受付まで戻りますにゃ」


そう言って受付まで戻ると


「来た来たアメショギルドマスターがあやめさんのランクだけどハークさんをぶっ飛ばしたから特例でC


にするようにって言ってたよ」


そう言ってアメショと同じキャットピープルの係員がギルドマスターからの伝言を伝える


あやめはアメショとは違い三毛猫みたいだからミケだったりしてなどと考えていると


「あやめさん私の名前はミケじゃなくてタマだよ」


そう言われてあやめはびっくりする


そして係員のタマは手を振りながら自分の仕事に戻っていく


「さてそれじゃカードを作成してしまうにゃ」


そう言うとアメショはあやめの登録用紙をくるりと筒状に丸めるとカウンターの箱の中に放り込む


「ちょっと待つにゃ」


そう言うとカウンターの箱が音を立てて動き出すそしてチーンという音を立てるとカードを一枚吐き出す


「触れてみてくれるかにゃ」


アメショはできたカードにあやめが触れると


「それであとはランクの記入だけにゃ」


そう言ってあやめから受け取ったカードにランクを記入しようとしてその内容をちら見したアメショがま


た固まる


「どうかしたんですか?」


あやめの問いに


「どうかしましたにゃんちょっと待ってて欲しいにゃん」


そういい残してアメショは奥に引っ込む戻ってきたときにはギルドマスターつれていた


「あやめさんちょっと私の部屋まで来てくれるかい」


そう言われ両側をアメショとタマに抱えられ有無を言わせずに執務室へ


「あのなにか?」


不安そうに尋ねるあやめにギルドマスターはあやめのギルドカードを手渡して内容を見るように促す


名前あやめ


年齢15歳


レベル1000


hp99999/99999


mp∞


スタミナ9999/9999


腕力 999


知力 999


魔力 999


俊敏性999


運  999


武器術大神級


格闘術大神級


魔術行使大神級


魔力操作大神級


魔術適正大神級


「君は第一線クラスの能力を持っているのはわかるよね」


その言葉にうなずくあやめ


「それで君の希望を聞かないといけなくてね」


「希望ってもしかして秘密にしていただけるのですか?」


「ああ君が望むなら冒険者としてきちんと実績を積むまでだけどね」


「それでもありがたいです」


「ならそれでいこうカードのほうは偽装機能があるからそれを使いなさい」


そう言うとハモンドはアメショに


「と言う訳であやめさんのカードの内容については他言無用だから注意するようにね」


その言葉にうなずくアメショ


「あとあやめさんに無料の寮の部屋を貸すから場所はアメショに聞いてね」


その日はこれで終わり食事付の寮の一室に入るとあやめはベットの上に倒れこみ


そのまま朝までぐっすりだった


隣人の女冒険者キャシーが


「あやめちゃん起きてる朝ごはんの時間だけど」


そう言って起こしに来てくれてあわてて起きたのだった


「すみませんわざわざ」


頭を下げるあやめに


「善いの善いのみんな交代でやってきたことだから新しく入った子を起こしにいくのわね」


にっこり笑ってキャシーは答える


キャシーに連れられ食堂にやってきたあやめを温かい食事が出迎える


「それであやめはパン派それとも珍しいほうでライス派かな?」


その言葉にあやめはびっくりする


「ライスって白いご飯が在るんですか?」


キャシーはにっこり笑うと


「在るわよ白いご飯、やっぱり東方系の顔立ちだからご飯がうれしいみたいね」


あやめを木でできたお櫃の前に案内する


あやめはお櫃のふたを開けると湯気を立てる真っ白なご飯


「わあおいしそう」


笑みを浮かべるあやめに


「おなかいっぱい食べてがんばって依頼をこなしましょうおたがいにね」


キャシーは片手で自分の分のお茶碗を持ちながらもう片方の手であやめにお茶碗を手渡す


「はあおいしかった」


あやめは温かいご飯と一緒に焼き魚大根の漬物そしてしっかりと出汁のきいたお味噌汁をはしたないかな


と思いながらもキャシーに釣られて我慢できずにお代わりまでしておなかいっぱい食べた


「さてと初めての依頼何しようかな」


そう言いながらボードを眺めていると


「このギルドこんながきまで登録させてるのかよ」


あやめの後ろで声がする無視して依頼を選ぶあやめ


「おい無視すんじゃねえこっち向きやがれ」


再び声がするが無視するあやめ


「おい無視するなと言ってるだろうが」


そう言って声の主はあやめの肩に手を掛けた瞬間だったくるりと振り向いたあやめがあっさりと自分の肩


に手を掛ける男を組み伏せる


「いてててててやめろはなせ」


声をあげ暴れようとする男だったがピクリとも体が動かせない


そこへハークがやってくる状況から判断して笑い出す


「お前あやめに絡んだのかAランクの俺にテストでうめき声を上げさせたこいつに馬鹿だなーあやめその


辺で勘弁してやれ依頼をかたずけようぜ」


ハークの薦めにしたがって手を離すあやめ


「それでどの依頼にしたんだ」


「これとこれにしようかなって」


「どれどれふむなかなか堅実なチョイスだでももう一つこれも入れたほうが効率的に実績も経験もつめる


ぞ」


「なるほどありがとうハークそれじゃ今日はこの三つにする」


そう言って受付にかけていくあやめ


見送るハーク


「それでだお前ら勘違いしないように言っておくが俺はあいつを助けたんじゃないお前らを助けたんだ


15歳の女の子に絡んで撃退されましたじゃ男として立つ瀬がないだろうからな」


そう言うハークに


「それはありがとな、であんたは何者なんだ」


「聞いてなかったのか俺はAランクのハークだよ」


その言葉に後ずさる男


「Aランク冒険者でハークってまさか踊る大剣使いのハークじゃ」


青ざめた顔ハークを見る男に


「正解よく知ってたなあやめは俺が認めた冒険者だ文句あるのかな」


にっこり笑ってハークは尋ねると


男は仲間たちと一目散に逃げ出した



次は初めての依頼


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