表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Happy Hand  作者: 紅龍
6/25

探索3 早河&無藤

 校舎にて情報を集めることになった、無藤こと俺と早河。

「まずは、何処から攻める?」

「情報が集まってそうなPC室か職員室」

「鍵は職員室だから、先にそっちになりそうだね(・ω・)」

 いやいや、なんでそんな顔してるの?ものすごく楽しそうだよね。

 俺がおかしいの?それとも、早河がおかしいの?…どっちだか分からん!

「どうしたの、無糖さん」

「発音がおかしいぞ」

「あはは~(^^)」

 マジで楽しそうだな。…調子狂うな。いつものことだけど。

 職員室に向かう途中、水海からメールが入った。

『出来る限り、鍵を集めといてくれ。何かに使えるかもしr』

 …ちゃんと最後まで打とうよ。何かに使えるってどういうことだろう。

「早河。水海からのメールで、出来るだけ鍵は集めといてくれってさ」

「はーい(^^)/」

 なんか、一瞬顔文字が見えたような気がする…。


 職員室前に来たが、中に先生がいる気配がない。

 校舎内にいたはずの先生が、いないっておかしいよな。

「ムトーさん。どう思う?」

「段ボールがあればな」

「そういう問題じゃないでしょ?」

 そうかな。何かあっても隠れられるじゃん。

 俺の固有スキル、隠密で。

 影隠とは微妙に違う。姿を隠したりとかは出来ないが、場所に捕らわれず調査などが出来る。

 収集と転移も便利だと思い取っておいた。共通スキルは手に入れとかないと…っていう初心者感半端ないけど。

 そういえば、早河は共通スキルを一つしかとっていなかったよな。なんでだろうか。時間が出来たら聞いてみようかな。

「入ってみようか」

「…そうだね」

 ゆっくり扉を開けて中を覗くと…。

「誰もいない」

「なら、鍵を全部貰って行こう。…PC室に行くのは止めようか」

「どうしてだい?」

「…付けられてる」

 なんで分かるの?お前は、化け物ですか?

「図書室に戻ろう。今日は諦めるしかないかもね~。もしくは、戻ってきたメンバーに相談しよう」

「分かった」

 ゲームをやり込んでいる人の言うことを大人しく聞いておこう。伊豆も水海も早河も石切も、得意分野が違うが、ゲーム脳だしな。悪い意味で言ってるわけではなく、この状況だと逆に頼もしいんだけどね。

 …でも、俺たちの後をつけるってことは同じ生徒なんだろうな。

 理由は分からないが、他のメンバーに相談してから考えるとしよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ