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Happy Hand  作者: 紅龍
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いざ、ダンジョンへ

 さて、レベルの問題は解決したも同然だろう。

 くーの力を頼りっきりになってしまうんだが、そのことを伝えたら物凄く嬉しそうにしていた。…なぜだろうか?

「気を付けろよ?」

「そっちこそな。鍵はムトーに全て渡してある。俺に用がある場合はメールにしてくれ」

「分かってる」

「過激派がどう出てくるか分からないからな」

 一番の問題は過激派が何故、俺たちを襲ってくるか…だ。


 ムトーたちと別れて、ダンジョンの入り口に向かう。

「なんだよ!?強すぎるだろ!」

「…あれって、過激派のナンバー2だろ?」

「レベル30とかって言ってたよな」

 なるほどな。過激派のメンバーがもう乗り込んでいたのか。

 …レベル30か。どうやってそこまで上げたんだ?まだ、二日目だっていうのに。

「どいてくれ」

「会長?やめといた方がいいですよ?」

「関係ない。俺には行かなきゃいけない理由があるんだ(嘘)!」

「……そうですか」

 全く。正直に信じるとかおかしくないか?

「たく?行こうよ」

「はいはい」

 急かさなくてもちゃんと行きますよ。


 ダンジョンの入り口を潜ると、そこにはあり得ない光景があった。

「………」

「どうしたの?」

「…ここはなんだ?」

「地獄だよ?」

 さも当たり前のように言うなって。

 地獄?そんな生温い光景じゃないだろ。

 ……だって、目の前で人間のようなものを切ったり焼いたり食べたりしてる光景がたくさん起こっているんだぞ?

「行こう?」

「…あぁ」

 どうしてこんな光景を、俺たちの校舎の下に作ったんだ?


 道を歩いていく度に生徒とすれ違う。何処かしら怪我をしている。

「大丈夫?」

「…平気だ。それより、この先に何かいるぞ?」

「…行ってみれば分かります。敵じゃないです」

 敵じゃない?…どういうことだ。


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