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Happy Hand  作者: 紅龍
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融合

不定期更新です

 相変わらず寒いな。これで、四月とかおかしいだろ~。

「会長、なにしてんだ?」

「見ての通りだが?というか、会長言うな」

 本を読んでいるに決まってんだろうが。

 確かに俺は、生徒会長だが会長と呼ばれるのはいまだに慣れない。

「いや、珍しくゲームしてないなと」

「…ちょっとな。伊豆と早河は、野暮用。石切は、居残りだと」

「綛里もいるじゃん」

「あいつは…あれに囲まれている」

 女子の中に割って入るとか、マジで勘弁してほしい。ある意味で自殺行為だろうが。

「またか。じゃ、俺帰るわ」

「またな~」

 さてと、続きでも読もうかな…って地震?

 随分揺れてるな。最近多いよな~。


 ピーンポーンパーンポーン

 校内放送?おかしいな、今日は、誰も放送室を使う申請は出ていないのに。

『落ち着いてくーださい。私は、君たちのところで言うなら神様と言います』

 神様…おいおい、何を馬鹿なこと言ってんだ?神様なんて…。

『いるわけない。と思うのは勝手だけれども、事実だからさ~。それと、申し訳ないんだけどこの世界にはもう普通の人間はここの学生のみになってしまった』

 おいおい、おかしなことを言うな。外はどう見たって……あれ?俺たちが知ってる街じゃない。

『信じられないけど、異世界と融合しちゃって。助けられたのは君たち幸樹しんじゅ学園の生徒だけなんだ。まぁ、一割の確率で誰かしら生きてるかもね』

 なんでだよ。俺たちは何も悪いことは起こしてないはず。

『だから、君たちに能力を授けようと思うんだ。ステータスって念じてみて』

 …ステータスって、ゲームの中じゃないんだから。……出たし。

『その中にスキルっていう項目があるから、好きなのを三つ選んでいいよ。それが終わったら各自好きなようにして。じゃ、運が良ければまた私の声が聞けるとおもうよ~』

 ピーンポーンパーンポーン

 自称神様の声はもう聞こえなくなった。

 …生きていくためには、スキルを手に入れて戦うしかないのか。だが、いったい何と戦えばいいんだ?

 何が出るとか、言ってかなかった…つまり、自分で調べろってことになるのか。

 その前に、スキルを手に入れて友達と合流しないといけないようだな。

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