終わった日
「お前は……弱い」
「……!」
目の前に立つ男は言う。
「どれほど体術を磨こうと、どれだけ魔術を極めようと俺の足元にすら届かない」
「……ッ!?」
男は俺の一番守りたかった人の血で濡れた左手を俺に向ける。
「どれだけ足掻いてもお前は誰も守れない」
「……テ、メェ」
男は隣で真っ赤な血だまりをつくっている少女に右手の刀を向けた。
「今からそれを、証明してやろう」
「……こ、の…!く、そ、兄貴ぃぃぃぃ」
男が刀を容赦無く少女の首めがけて刀を振り下ろす。
それと同時に俺は男の方へ駆け出しながら魔術を唱える。
「我が聖なる位階は《天使》、我が聖なる真名《傀儡》よ、我にその力を貸し給え!」
男は少し驚いたように息を呑み刀を止めた。
しかしすぐに俺に合わせ魔術を唱え始める。
「我が聖なる位階は《神》、我が聖なる真名《傀儡》よ、我に従え…」
その瞬間俺の体は一本背負いでもくらったかのように床に叩きつけられる。
「ハッ……、やはりお前は弱い。そこでこいつが死ぬのを虫ケラのように這いつくばって見てな」
そう言って男は刀を完全に振り下ろし、ただでさえ生きているかどうかわからない少女の首が飛び……
そこから先の俺の記憶は無い。
初の投稿でなんか色々間違ってそうでドキドキしてます(-。-;
初めて書いたので文章が壊滅してそうでガクブルしてます((((;゜Д゜)))))))
まぁ、この回は前振りというかなんというか……。
むしろこの回だけ読んでも何もわかんねぇよ!ということで次回以降をなるべく早く投稿していくのでよろしくお願いしますm(_ _)m