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Eclipse~SS  作者: 楪美
9/14

Eclipse-2014's Valentine's-Day +a

おまけの会話SS



「うわあ、晃斗雪積もってる。真っ白」

「よく来たな、ルナちゃん。寒いだろ。こっちで身体拭きな」

「お邪魔しまーす」

「その様子だと、誤解は解けたようだな」

「そりゃびっくりするよね。こんなにいっぱいチョコレートあったら」

「元はと言えばおまえが俺に押し付けたんだろ」

「だって、こんないっぱい食べたら糖尿病になっちゃうよ」

「俺がなるのはいいのかよ」

「おい晃斗、それルナちゃんからか」

「ああ、もらった。やらねえよ」

「僕の分と合わせて食べたら、本当に病気になるよ」

「大丈夫だよ。シンちゃんの分は私がもらうから。そのかわりケーキはみんなで分けて食べていいよ」

「えっ」

「やったあ!ありがとうルナちゃん」

「調子に乗って大きくし過ぎちゃったから。おじさんもどうぞ」

「悪いな。いただくよ」



* * *



「うん、うまい!さすがルナちゃん」

「すごいねー。見た目はまさにココアとチョコレートのケーキって感じなのに、全然しつこくなくて美味しい」

「晃斗さん、どう?」

「うん」

「うん、って?」

「甘くなくていい」

「おまえまだ機嫌悪いのか。ケツの穴ちっちぇ男だなオイ」

「うるせ」

「今日一日じゃ食べきれないね。明日また食べていい?ていうか今日は泊めてほしいな、シュウさん」

「ほしいな、じゃねえよ。最初からそのつもりだったんだろうが」

「だってこんな雪の中帰りたくないもん。サックスだってダメになっちゃうかもだし」

「宿代とメシ代は出演料から差っ引くからな」



「晃斗さん」

「ん?」

「二人には内緒ね」

「…これ」

「普通のチョコレートだけど、生クリーム控えてココアパウダーいっぱいにしたから、甘くないはずだよ」

「さっきのと、どっちも作ったのか」

「いらない?」

「いや。ありがとう」

「うん」



「あの二人、ばれてないつもりなのかな」

「ほっとけ。ちょっかい出すと今度こそシメられるぞ」

「そうだね。ルナちゃんのケーキに免じて。んー、美味しい♥」



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