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赤いなみだ(童謡風)  作者: 大久保愛兎子
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読んでくれてありがとうございます。重ね言葉でホラーな童謡じみたものを書いてみました。

むかしむかし あるところ 一人のギョロ目がおりました。

さみしいギョロ目がおりました。


さみしい さみしいギョロ目は いつも泣き泣きシクシク泣いて いつもお目目はまかっか 大きなおめめがまっかか。会いに来るのは物好き白服一人。


ある日 ある時 あるところ ギョロ目は、お花にであったよ。やさしいお花に出会ったよ。

あなたはなんてきれいなの。お花はギョロ目をほめしました。泣き虫ギョロ目をほめました。

そんなことない!!おれは怪物。皆が言う。そう白服に教えられ。


しばらく ギョロ目は、お花と一緒。楽しい 楽しい日々 にくいしっと


ギョロ目にお花はいらないよ。 ついに白服 村人つれて ギョロ目のお花を散らしたよ


悲しい悲しい悲しい涙 嬉しい 嬉しい笑顔


悲しいギョロ目は 白服にいうよ

あの子とおんなじおめめをちょうだいなと。


そんなのかんたんちょっと待って。と白服は刃物突き立て抉り出す。片っぽお目目を抉り出す。

片っぽ白服にっこにこ これでギョロ目の特別さ

あかい あかい あかい 涙 嬉しい 嬉しい 嬉しい笑顔 悲しい 悲しい悲しい涙


笑った白服 笑顔のままで 倒れ 倒れて ギョロ目の胸に 飛び込んでいけたらいいな


だけど悲しい ギョロ目は 避けて逃げるよどこまでも

いつか川につき ギョロ目は見るよ 自分の姿を見るよ

大きなお目目は 変わらない だけど ギョロ目は違う顔 全然全然違う顔


そんなばかな お花のいうこと正しいの?ギョロ目はただただおどろくばかり


待ってよ 待ってあなたのために。 わたしはお花を散らしたの

あかい あかい あかい なみだ 嬉しい嬉しい嬉しい 笑顔


迫る 白服ギョロ目は逃げる ついには川にてんらくし


ほらね 正しい 私の言葉 あなたは信じてくれなかった

ギョロ目とお花は天国で ふたり 幸せに暮らしたよ。










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