表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂者達の物語  作者: 下南
一章 始まりそして脱走
4/30

2話 奴

「うう...ここは?」


わたしは病室のような所でベッドに寝かされていた。

顔だけの右に動かして見ると何やら良く分からない機械が置いてあった。

普通の病院にも置かれているものだが、生憎と彼女は入院するような怪我をしていなければ、医療ドラマを見ないので分からなかったのである。


そして今度は左に顔を動かす。

するとそこには同じベッドが6つ並べてられていた。

しかしそこには誰も眠っていなかった。


「どうゆうこと?」


直ぐに顔を右に動かすがそこにベッドは無く100メートルほど先に見える白色の壁だけである。


疑問1 なぜここで寝ているのか

疑問2 なぜ自分以外誰もいないのか

疑問3 なぜベッドが7つしかないのか


そんなことを考えながら起き上がる。


「何かがおかしい...自分なのに自分じゃない感覚...」


そういいながら両手を見る。何故か着ている病服は長袖だから手首までしか見えないが。


「...?」


おかしい...左手首から下が黒くなっている。

黒と言うよりも世界一黒いベンタブラックと言った方がいいかもしれない。

問題はそこじゃない。黒くなっているのをおかしいと思わなかったのがおかしいのだ。

まるで自分が最初からそうだった様に感じてしまうのだ。

その時に


「やあやあ、お目覚めかな?咲希さきくん」


ベッドが並んでいる自身から見て左側の壁にある扉から黒スーツ、黒革靴、黒ネクタイ、黒サングラスの逃○中のハンターに出てきそうな人がそんなことを言いながら入ってきた。


「誰?」

「そこまで警戒しなくてもいいんじゃないかな?」

「私の質問に答えて」

「仕方ないね...僕は君を作った人...とだけ言っておこうかな」


こいつは何を言っているんだ?私を作った?私を作ったのはパパとママだ。こんな奴ではない。


「何を言っているんだ?って顔だね。まあ見せてあげるよ」


そういいながら近づいてきて私に付いているコードやらチューブを外した。


「立てるよね?さっついてきて」

「待っ」


奴はそう言い部屋を出て行った。速い...

私は直ぐに起き上がりついて行った。

それにしても動くものなんだなぁ...

まあ書けた方

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ