23話 ギルドにて
「ちょい待て待て、行くな行くな。」
私達が冒険者ギルドを出ようとした時に後ろから話しかけられた。
私達は「なんだ?」と思いながら振り返ると、そこには大剣を背負ったオッサンが立っていた。
ソラは今にも「ウゲッ」と言いそうな顔である。
「あら。ギルドマスターじゃない。生きていたのね。」
「おっ、第二女王様じゃないか。今までどこに行ってたんだ?」
「ちょっと遠くにね…」
「深くは触れないでおくよ…そんなことより、何で実力検査をしない?まだ女王様二人もやってないしよ。」
「えっと~その~」
マナがギルドマスターと少し話した後直ぐにソラに聞き始めた。
「さっさと言え。」
物凄く冷たい声で言ってきた。ソラの肩が『ビクッ!!』っと震える。
「ぼ、冒険者の皆さんの自信が無くなると思ってですね…」
「…ん?どういう事だ?」
「こういう事よ。」
そう言ったマナの手には九枚のステータスプレートが握られている。私達は直ぐに自身のステータスプレートを探すが何処にもなかった。つまり、今マナが持っているのが私達のステータスプレートだ。
それをギルドマス…長い!!ギルマスに見せている訳で…
ギルマスは何度も目を擦ったり、瞬きをして、
「これって…本当か?」
若干震えた声で言った。
「本当よ。まぁ完全に引き出せてはいないだろうけど…」
「そうか…まぁ、うん。行って良し。」
ギルマスは遠い目で言った。
「それでは失礼しま~す…」
「おっと女王様、あんたは絶対に残って貰うぞ。」
「ご勘弁を…」
「断る!!」
そうしてソラはズルズルと引きずられて奥の扉に連れていかれた。
「あれが第一女王の扱いなのか…」
「あ~何というか…女王としての威厳はそこまで無いっぽいね。」
響と愛理がそんな会話をしていた。
「それじゃあこれは返すね。」
「そういえば…」
「いつの間に…」
「取った?」
マナが私達にステータスプレートを返してきて、私達は疑問をぶつけた。
「《影に住むもの》の効果よ。」
「納得…」
あの~舞さん?なぜ納得出来るので?
「ステータスプレートは画面を一タップしたら消えるからね。ダブルタップで簡易表示か詳細表示かを切り替えれるわよ。後、自分のステータスプレートを起動できるのは自分だけだからね。」
「簡易表示と詳細表示ってなんですか?」
「詳細表示は今の状態で、簡易表示は名前、年齢、種族だけが表示される状態よ。」
その後、色々としゃべっていたらソラが力尽きた顔でこちらに戻ってきた。
「うぅ…ひどい目に会いました…」
何があったのやら。
そんなこんなで私達は城に帰ったのであった。
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