18話 異世界
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「ハッ!?」
私…いや、私達は目を覚ました。どうやら床に寝そべっているようだ。
「やっぱり世界転移はキツイわね。意識も刈り取られるし…」
マナのその言葉が聞こえ、直ぐに立ち上がる。眩暈が凄い。どうやら他の皆も同じようだ。
少し待って眩暈が収まるのを待つ。
視界がようやく元に戻ったから当たりを見回す。
どうやら王座の間らしい。この部屋の奥、少し高台になっている所に二つの王座が並んでいる。その反対側の壁には高さ5メートル位の扉がある。そして、床は赤色の絨毯だ。
「さてと…」
マナはゆっくりとした足取りで王座に近づき、私達から見て右側、黒をベースに白の模様が入った王座に座った。
「改めて…
私は、ロイヤルセレナ王国 七十代目第二兼第一女王 マナ・S・カルマよ。
これからよろしくね。」
そう言い放った。
「唐突のカミングアウトをどうも…魔王討伐を目標にしている本人は王座で朗報を待つだけってか?」
響が直ぐにそう返した。私以外も頷く。
「そんな訳無いでしょう。私も最前線で戦うわよ。」
「あんた第一女王って言ったけど大丈夫なの?」
返答を聞いた後、直ぐに愛理が聞いた。
「第二兼第一よ。どっちかと聞かれたら第二って答えるわ。二番目が消えたところで問題ないし、すでに2年間この世界に居なかったから今更よ。」
なるほど。それなら問題ない……問題ない?
それにしても…部屋の外が騒がしい気が…
バタン!!
「動くなぁ!!!!!」
扉が勢いよく…蹴り飛ばす勢いで開かれ、甲冑に身を包み槍を持った人がざっと100人程入り込み私達を包囲した。
私は気にせず、声を発した人が近衛兵長か騎士団長みたいな役職なんだろうな~と思っていた。体格が大きいし、頭に何も装備してないし、防具が派手だし、一人だけ剣だし、確定でしょ。
他の皆も気にしていない様子だ。マナは若干呆けているが、
「全く…深夜に乗り込んで来るとはね、せめて昼に来てほしいものだわ。」
「姫様!?行けません!!すぐに戻って下さい!!」
扉の奥から一人の女性が現れた。
金髪ロング、蒼穹の瞳、マナによく似た整った顔立ち、そして水色のドレス。十中八九、第一女王なんだろうね。姫って呼ばれていたし。
それにしても何で言葉が分かるんだろう?
「このふざけた魔力は旧一星か旧ニ星か…え?」
姫様は私達を見て目を見開いた。私達じゃなくてマナを見て、のほうが正しい。
「お姉…さま?」
「なんだ。ソラか…久しぶり、元気にしてた?」
どうやら姫様はマナの妹だったようです。
((((((((コレ…私(俺)達話に入れなくない?))))))))
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