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「...よし!早くじいさんを甦らせるためにもLvを上げよう!!」
「「あぁそれは助かる。儂も念動力で手伝おうか?」」
「いや、大丈夫だ。早く復活したいであろうじいさんには悪いが俺は一人で戦う。いざというときに助けがあるって状態じゃ成長できねぇ。」
「「構わんよ。中々根性があるじゃないか。」」
「ありがとよ。死んじまったらごめんな。」
早速獲物を発見した。
ねずみだ。前回戦ったやつよりでかいが...角は生えていない。
...よく見るとあいつ怪我しているな。
怪我した状態のやつを相手に楽に勝ってしまうと戦闘経験を得ることができずにLvが上がってしまう。
治癒魔法で回復させてから戦うか。
ねずみに治癒魔法を使う。
気づかれたが治癒魔法を使い続ける。
奴が俺に攻撃するまでに出来るだけ回復を...
「!?」
ねずみが俺に予備動作すら悟らせず消える。それと同時に足元に感じる気配。
しまっ.. .手負いだと思って油断した!!やつは怪我をしている状態ですら俺に勝気が全くないほどの強者だった!!
...攻撃がこない。下を見るとねずみが俺にすり寄っていた。
...もしかしてあの治癒魔法で俺になついたのか?野生の生物の癖に警戒心皆無だな...
なついた魔物を使役するスキルがあったはず...スキルポイント3000か。
じいさんも多少の寄り道くらい許してくれるだろ。
あと25Lv上げて、スキルポイント丁度3000にしてから帰ろうか。
「いいかお前は手を出すなよ。分かるか?」
...駄目だ。絶対分かってない。やはり早急に使役スキルを手に入れねば。
そう思いねずみと一緒に森を歩いてると、少し離れたところで物音が聞こえた。警戒して気配を出来るだけ絶ち、近づく。
近づくとどうやらもうそのねずみは死んでいるらしい。首と胴が両断されてる。角が生えている。昨日戦ったねずみと同じ種類のようだ。
この近くにはこいつを殺した何かがいる!
そう思い警戒を強める俺とは対照的にねずみは死体に近づき...食べた。
「...と、共食いじゃん...」
...というかもしかしてこの角ねずみの首を刎ねたなはこいつなのか?
俺に認識できない速度で殺し、戻ってきたのか。こいつと一緒じゃLv上げが出来なさそうだ。
一度結界に戻ってこいつを置いていくか。
結界の帰り道でねずみは更に3匹ほど角ねずみを狩って、食していた。




