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起床する。
昨日は寝る前まで筋トレしていたが筋肉痛にはなっていないようだ。
昨日熊の薙ぎ倒された木が戻っている...
1日で木があそこまで成長したということなのだろうか。
結界内には虫すら存在しない。つまりLvを上げるためには結界の外に行かないといけないわけだ。
「筋力開放率も少しだけど上がったし、結界の近くならなんとか逃げられるだろ!」
そう自分を鼓舞し、結界の外に出る。とりあえず一番安全だろう海の方向に行ってみよう。
音をたてないように静かに歩いていると角の生えたネズミのような生き物を見つけた。
あんな見た目でもこの大陸で生存している生物だ。油断はしない。
音を絶ち背後から忍び寄る。
足元から音がした。小枝を踏んでしまったようだ。
「しまったッ!」
当然ネズミに気づかれる。
ネズミはこちらに振り返り、恐ろしい速度で俺の首目掛けて突進してくる。
速...避...無理!!
「ぐぁぁ!!!!」
咄嗟に出した左手を角が貫通する。
左手からネズミが離れる前に右手でネズミを握りつぶす。
辺りに嫌な音が響いた
危なかった!咄嗟に左手を出していなければ確実に死んでいた!!
汗が体中から溢れ出てくる。
取り敢えず結界に戻らなければ。血の匂いで他の魔獣がやってきてしまう。
結界に戻るとアドレナリンで押さえられていたであろう激痛を感じる。
「がぁぁぁぁ!!!!!!」
痛みを紛らわすために叫ぶ。
Lvが上がり恐らくスキルポイントが手に入ったはずだ。それで手を治療することができるあのスキルを手に入れる!
「ス、ステータスオープン」
黒川蒼
Lv 11/3500
HP 500/1500
Mp 200/700
攻撃力 90+80
防御力 90+90
速度 80+80
魔法力 58+0
スキル
無し
特殊スキル
筋力解放
筋力開放率 0.6%
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スキル:スキルポイント1000
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治療魔法:Mpを消費して身体を回復させる。(スキルポイント消費500)
これだ!いずれは手に入れようと思っていた治療魔法!!どれくらい効果があるかは分からないがこれに掛ける!
即座に手に入れ、使う。
体から何かが抜けていくのを感じると同時に少し痛みが引く。
だが怪我はほとんど治っていない。
「もっと治療魔法を使わねば!」
治療魔法を4回ほど自分に掛けたとき俺の意識は途切れた。




