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Love Addiction  作者:
95/171

#95 最後。

『私って最近楽しそう?』

お昼休み。ご飯を食べ終えた優弥、千秋、静香は教室の机にお菓子を広げながら喋っていた。

優弥は昨日祐人に言われたことを2人に聞いてみた。

「は?楽しそうって?」

千秋がお菓子を手に取って聞いてくる。

『いや、昨日お兄ちゃんに昨日言われたんだけど、奏太の事話す時私が楽しそうだって・・・』

優弥が説明すると、千秋からは結構冷たい言葉が返ってくる。

「んなことしるかよ」

その隣で静香が笑顔でお菓子をたべていた

「私も楽しそうだと思うよー?昔は喧嘩ばかりしてたから」

『やっぱりそうなのかなー?嬉しそうなのかなー?!』

千秋が優弥の姿を見て不思議そうに首を傾げる。

「でも、それがどうしたんだよ」

『いや、なんだか自分で自分がキモイです』

机に顔を伏せた優弥に静香は相変わらすの笑顔。

「そうかなぁー?優ちゃん可愛いと思うよー」

『いやいや、だってさ。奏太の事でそんな嬉しそうな自分って結構・・・なんだろ。・・・新鮮?』

ちょっと日本語を間違えたようだ。千秋に冷たい目で見られた。

「別にいーじゃんかよ。今年で高校生活最後なんだし。青春を楽しめ」

千秋の言葉で改めて実感する。

『高校生活最後か・・・』

そう呟くとなんだかしんみりした空気になってしまった。いかんいかん。

「優弥」

噂をすれば。ご飯から帰ってきたらしき奏太が廊下に立っている。

『な、何?』

優弥は奏太の元へ行った。

静香と2人になってしまった千秋が、ぽそりと呟く。

「最後・・・か」

「・・・ちーちゃん?」

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