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Love Addiction  作者:
9/171

#9 射的をやってるはずだった。

「あ、わたあめ!」

屋台の並ぶ夜道を皆で歩いていると静香が急に叫んだ。

「わたあめ1つください。・・・はい、しーちゃん。」

叶がわたあめを買って静香に渡した。

「いいの!?ありがとー」

周りに花が飛んでいる(幻覚)お二人。

一方優弥は。

『ラブラブですなー』

「つかわたあめって・・・アイツは小学生かよ」

隣で奏太が呆れていた

『奏太もカナを見習え!』

「は?意味わかんねーし。」

奏太と優弥が言い合いをやっている後ろでは竜と千秋が喋っていた。

「ちーちゃん♪」

「お前がちーちゃんとか言うときもいんだけど。」

「あ、金魚ちゃんだぁー」

「いや、聞けよ。」


歩きながら優弥は奏太に向かっていきなり不満をぶつけた

『何でこんなウザイのが幼馴染なんだろー!』

「こっちのセリフなんだけど」

ふと、射的をやっている小学生達をみた

『あ!ねぇ、あの射的の景品のくま人形かわいくない?』

「切り替えはやいなー」

『ふん!どっちが先にくま倒せるか勝負しようよ!』

「まずお前に勝ち目はないな。」

『なにー?!』

優弥と奏太は小学生達が見守る中、射的のおじさんにお金をはらった。

『私だってやるときはやるんだから・・・』

優弥が撃ってみるがくまは倒れない。

「ばーか。だからお前に勝ち目無いんだよ」

奏太がやると一発でくまは倒れた。

ものすごい命中力。

『なにコイツ!一発って・・・』

優弥が喋っている途中、顔にくま人形が押し付けられた

『何・・・?これ奏太がとったんじゃん!あ!もしかしてさっき私がカナ見習えっていったの気にしてるとか!』

「は?俺そんなくまもらったって嬉しくねーし。」

そりゃそうか。

優弥でもそれは理解できたが、からかい続けることにした。

『素直じゃないなー』

「お前一回死ね」

『次あのお菓子ターゲット!』

「またかよ」


『あーあ。結局全部奏太の勝ちじゃん』

「お前下手すぎ」

あれから何度も射的はやったが見事に全部奏太の勝利だった

『あれ・・・・?みんなは・・・?』

気付けば千秋も静香も竜も叶も皆居なかった―・・・。

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