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#8 夏祭り。ため息?
『おまたせー!』
今から夏祭り。気合を入れて浴衣で来てみた。
いつもの6人で駅にて待ち合わせ。
「おせーよ」
千秋が怒っている。
わかりやすいくらいに怒っている。
千秋は普通の格好だった。
「ゆーちゃん、やほー♪」
静香は浴衣だった。こりゃまた可愛い。
竜、叶は普通の私服だ。
浴衣なんか着そうな人たちじゃないしね
きょろきょろと周りを見渡す。
『あれ?』
「ん?」
優弥の声に千秋が反応する。
『奏太は?』
「まだだよー」
そして千秋はにやりと笑った
『え。なにその笑い』
「べっつにぃ~?」
『何何ー?!』
「お前ら騒がしいぞ。」
奏太がやってきた。
『奏太遅い!!!』
「黙れ。つか、優弥」
皆が歩きだした。
『ん??』
「ほんとによかったのか?これ来て」
『なんで??この間も思ったけど、どしたよ?』
「・・・はぁ」
奏太が分りやすくため息をついた。
『何なのさ!』
「来たくなかった」
『なんで?』
疑問を抱えたまま祭りへと向かった。
『・・・??』
「おーい!優弥ぁ??行くぞー」
ぼーっとしてると千秋に呼ばれた
『ふあ!あ、うん』
(なんでだろ・・・??)