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Love Addiction  作者:
77/171

#77 無視?

翌日。

優弥は少し反省していた。

(少し言い過ぎたかなぁ・・・)

そんなことを登校中考えていると玄関でバッタリと奏太に出くわした。

奏太はこちらに気付いていなかったが勇気を振り絞って話しかけてみることにした優弥はそっと近づいてみる。

『そ・・・奏太!!!』

「?」

奏太は一瞬こちらを向いたが、返事もせずにすぐに歩き出した。

『・・・・・・・・・・はい?』


「ちょっとは信じてやってもよかったんじゃないの?」

昼休みの屋上。千秋は呆れていた。静香はなにやらおろおろしている。

『そりゃ・・・最初は信じてたけどさ、あの時はさぁー・・・』

「話も聞かずに勝手に被害妄想。そりゃ奏太も怒るわな」

『被害妄想って・・・。まだあっちがキスしてないとは限らな・・・ムグ』

話している途中で千秋に今日のおやつを口に押し込まれた。

「ただの被害妄想」

『う・・・』

「だいたい、優弥の誕生日にあんだけ堂々とキスしてた奴等が何やってんだよ」

『う・・・』


『・・・・・・・・。』

「おい、早くしろよ」

午後の授業。今は10分休憩の時間だった。

教室移動は無いので優弥達は教室にいる。

そして優弥は、竜や叶と話している奏太の背中をじっと見つめていた。

さっさと謝ってこい、と千秋にせかされるも、なかなか言えないでいたのだ。

なかなか行かない優弥に呆れて千秋がため息をついた。

「おーい、次の授業古文だからどうせ奏太サボりに行っていなくなるぞ。早くしろよ」

『・・・・・・・・』

「もしもーし!聞いてますかー?」

『聞いてるさ』

そんなこんなしているうちに奏太は教室を出て行ってしまった

千秋が再びため息をついて腕を組む。

「・・・・・よし。わかった」

悩んでいる優弥に千秋が何かを提案したようにそう言った。

『・・・何が?』

「あと3週間後に迫っているバレンタインに告れ。」

『バレンタインか・・・3週間後なんだ』

「そうだ」

『わざわざカウントしてるんだ。そかそか。竜のためか』

「は?!ち・・・違うし!!!」

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