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Love Addiction  作者:
68/171

#68 同じバイト。

優弥達がやってきた喫茶店には、間違いなく奏太の姿があった。

『何してんの・・・』

「おまえらこそ何してんの」

奏太の質問に千秋が頬杖を突いて窓をじーっと眺めて答えた。

「・・・雨宿り?」

「うそつけ。もうとっくに雨やんでんぞ」

「うっさい。たまたまだよ。奏太こんなとこにいたのかよ。」

千秋がようやく奏太の所を向いて言い返した。

「ねぇ、奏ちゃん。オススメどれなの?」

叶がメニューを手に持って奏太に聞いた。

奏太は静香の前に広げてあるメニューを見た。

「知らないよ。これとかじゃない?てかあんたら金持ってんの?」

「お水を5つ。釣りはいらねぇ」

因みにお水にお釣りは全く関係ない。お水は無料だ。

千秋がかっこつけた様子で言うと何故か竜がお盆で殴られた。

「いったぁ!!何すんのさ!てか何で俺?!」

「近くにいたから」

「えーっと・・・じゃぁドリンクバー5つ」

奏太と竜のやり取りを無視して静香が注文した。

「あいよ」

奏太が戻ろうとした時、また誰かが店に入ってきた。

「すいません!遅れました!!」

入っていきなり叫んだ少女はどうやらバイトの子らしい。

『バイトも大変なもんだねぇー・・・あれ?今の声どっかで・・・』

「あいつもここでバイトしてたんかよ」

『え?』

奏太の声で入り口の方を見てみる。品浜悠希だった。

めんどくさそうな顔で奏太は戻って行った

「そういえば何でアイツこんな時期に転校してきたんだ?すっごい微妙な時期なんだけど。」

千秋が疑問を打ち明ける。

『さぁ?離婚とかじゃないの?』

「・・・夜逃げ?」

「何でそうなる。」

真面目な顔で変なことを言った竜が千秋に叩かれた。

「おまたせ」

コップを持って奏太が戻ってきた。叶ががそれに気付く。

「はやいね」

「コップだけだからね。てかあんたらさっさと帰ってね」

『なんとも感じの悪い店員だこと』

優弥が呆れたように言った。

「お前まじ黙れ」

その後、千秋と奏太で何やら話こんでいたが優弥は奏太が悠希と同じバイトだということが気になって仕方が無い。

『・・・・・』

それを見た奏太は優弥の頭をぽんと軽く叩いて戻っていった。

『・・・・///』

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