表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love Addiction  作者:
53/171

#53 指輪。

優弥は夕食を食べている途中、ふと手を止める。

『そういえば奏太の家の人は?』

「知らね。どっか出かけたんじゃない?」

『ふーん・・・てか奏太頭ふきなよ』

「いい。そのうち乾く。」

『だめだよ!!風邪ひくよ!!』

優弥は肩にかけてあった奏太に借りたタオルを奏太に渡した。

だが奏太は拭かずに頭にかけただけだった。

「ごちそーさん」

『速っ!』

と言って奏太は食器を片付けて再び席についた。

・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

「お前食うのおせーよ!!!」

急に奏太が怒鳴りだす。

『うるひゃい!!!!アンタが速いの!!!』

「もっと速く食えよ!」

『うるさい!』

2人きりになっても2人の態度は相変わらずだった。

『ほら!食べた!ごちそーさま!!』

「遅い」


再び優弥の部屋へと戻る。

入るなり奏太が優弥の首についているネックレスを見つける。

「ん?これ・・・」

ネックレスのチェーンには奏太が優弥の誕生日にあげた指輪が付いていた。

『あぁ。これ?手洗った時とか濡れるの嫌じゃん?だから指より首にしようと・・・』

「ふーん」

奏太が喰らいつくように優弥の指輪を見つめた。

『え・・・あの・・・』

あまりにもじぃーっと見るので少しづつ、後ずさる。

奏太は指輪を手にとって見ている。優弥はだんだん後ろへ下がる。

『わっ!』

「?!」

途中、何かでつまづいてバランスを崩した。

指輪を手に取っていた奏太も巻き込まれて2人で、倒れ込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ