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#47 代休。
pipipi・・・
学園祭の代休の日の朝7時、優弥の部屋で目覚ましがなり続けている。
『う~ん・・・』
せっかくの休みなので止めようと布団から手を伸ばし、手探りで時計を探す。
「ゆーうや!」
『む?』
部屋のドアの向こうから声がする。
声の主は2回ドアのノックして部屋に入って来た。
「朝ごはんできたよ」
布団から顔を出して見てみると、そこにいたのは兄だった。
『あれ?お兄ちゃん!学校は?』
「休み」
『お母さんたちは?』
「2人とも仕事。ほら、朝ごはんできたよ」
『はーい』
朝ごはんを食べ終えて適当にテレビを見ていた
♪~♪~♪
ケータイの音が鳴る千秋からメールだ。
今って暇?
どっかいかない?
千秋
優弥も暇だったので行くと返信しておいた。駅前で千秋と待ち合わせ。
鞄に適当に物をつめて家を出る
『いってきまーす』
2階から兄が顔を出す
「いってらっしゃーい」
眼鏡をかけていた
『勉強?』
「うん」
と、言って部屋に戻っていった