表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love Addiction  作者:
43/171

#43 見つかった。

「で?何処行くんだよ」

優弥と奏太は手をつないだまま廊下を歩いていた。

『えっと・・・』

「優弥?」

『え?』

後ろの方から聞き覚えのある声がする。

いやな予感。後ろを振り向くと予感的中。

『お兄ちゃん?!』

優弥の兄と奏太の姉がいた。

奏がため息をついて心配そうに奏太を見つめた。

「何処にもいないから交通事故にでもあったのかと思ったよぉ。あぁ良かった」

「こんなとこでどう交通事故おこすんだよ。過保護が」

奏太が冷静にツッコんだ。

「だぁって、奏太も優弥ちゃんも何処にもいないんだもーん・・・アレ?」

奏太の姉がふと、優弥と奏太の手元を見る。

『あ』

手をつないでいたことに気付いた。

「やぁーんw何ぃ?2人ってつきあってるの??ねぇ?付き合ってるんでしょ?ねぇねぇ!」

「うわ・・・うぜぇ・・・」

奏太が予想した通りの反応だったのだろう。とても迷惑そうな顔をしている。

「おい、優弥、逃げるぞ。」

『う・・・うん!』

2人で急いでその場を立ち去る。

「祐人ってあんな無口だったっけか?」

走りながら奏太が聞いてきた。

『うーん・・・しばらく会ってないからなぁ・・・』

「で?何処いくんだよ」

『体育館!よくわかんないけど麻衣ちゃんが来てって言ってた』

なんだかんだ言って優弥は結構麻衣と仲良くなっている。

「アイツはもういい・・・」

『えー行こうよー』

めんどくさそうな顔をしていたが結局2人は体育館へ向かった。

「・・・はらへったなー」

『何か言った?』

「いや、何にも・・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ