#37 え、浮気?
結局竜と千秋はラブラブになれたらしい。
だが、解決していない問題がココに・・・
「きゃぁ~///奏太クン♪♪」
「コレ調理実習でつくったの~♪」
「もらってぇ~?」
廊下で奏太の周りに女子が集まっていた。
「奏太モテモテだな。どうするよ優弥。」
教室の後ろの方で喋っていた千秋と静香が優弥を見る。
『なにあれ~!!!』
「隣のクラスの女子じゃないかな?今日調理実習でカップケーキ作ったんだって」
静香が心配そうに言った。
『っていうか前より女子増えてない?!』
「もういっそのこと皆に付き合ってるってばらしちゃえよ」
千秋にそういわれたが奏太に「女子とかめんどくさいから言うな」と言われていた
『だって・・・めんどくさいって・・・』
「奏太君・・・そのうち浮気しちゃったりして?」
静香がとんでもないことを言い出した
『え』
「委員会先の子とか?」
その話に楽しそうに千秋ものった
『そういえば最近委員会とかって一緒にかえってくれない・・・』
「え。馬路なの?」
『そそそそそんなわけないじゃん!浮気なんて!!!!』
「あ!おい!ゆーや」
廊下で女子に囲まれながら奏太が叫んでいた。
『な・・・何ー?』
「今日も委員会だから一緒にかえれない」
『え゛』
「どーするよ優弥。」
千秋が隣でニヤニヤとこちらを見ていた。
『ま・・・まっさかぁ。浮気なんてさ!』
・・・とは言っても気になる。
放課後。委員会が終わる時間まで優弥1人で教室で待ち伏せしていた。
『そろそろおわったかな?』
奏太の委員会の活動場所のクラスへいってみた。
教室をそっと覗いてみる。
『・・・あれ?』
誰もいなかった。
いや、1人いた。委員長さんだろうか。3年生だった。
『あの、委員会って・・・』
「?とっくにおわったよ?」
『はい?』
奏太の靴はたしか、まだ下駄箱にあったはず。
『・・・うそでしょ?何処行ってんの?!』
優弥は再び自分の教室に戻ってみることにした。