#31 好きなひと。
「ちーあーき~♪」
千秋とのランチ中に竜が乱入してきた。
竜は早速千秋にしがみつく。
「離れろ!」
(ん~・・・確かに竜にだけ彼女いないのもなぁ~・・・誰かに頼んで合コンでもやってみるか?)
優弥は千秋と竜のやりとりを見つめながら、黙り込んでいろいろとプランを立ててみていた。
「照れ屋さん♪」
「お前マジで1回死んで来い」
(千秋がだめなら・・・ん?そういえば竜と千秋やっぱり妙に仲良いよね)
「何のお話してたの~?」
「お前にゃ縁のない恋人の話」
「・・・あっそ。じゃ、もう行くね♪」
といって竜は屋上から去っていった
(ん??ちょっとまてよ)
「アイツ彼女いないのそんなに気にしてんのかね?いきなり不機嫌・・・て優弥?」
(竜が馬鹿なのはもとからだけど他の女子にあんなハグとかしないよね??)
「ゆーやぁー?どした?聞いてるかー?」
(彼氏の話って知った途端不機嫌になって何処かいっちゃったし)
『・・・!!!!!』
くわえていたからあげを地面に落としてしまったがそれどころではない。
「おわ!びっくりした!意識戻ったか?!からあげ落ち・・・」
『まじですか?!!!!!!』
「うるさいな。もっとボリュームさげろ。」
(もしかして竜って千秋のこと好きなんじゃ・・・)
『絶っっっっ対そうだって!!!』
その日の夜、優弥は早速家のベランダで奏太と作戦会議をしていた。少し寒い。
「俺は前から気付いてたけど」
奏太は当たり前のように言い放った。
『え!そうなの?!早く言ってよ!』
「何でだよめんどくせぇ」
『協力しようよ!!』
「は?大体千秋に彼氏いんだろ」
『ん・・あんまり気に入ってなさそうだったし!!』
「めんどくせ・・・」
『ねっ?ねっ?』
「はいはい。やればいいんだろ。めんどくせぇ」
『やったぁぁぁぁww』
優弥は子供のように両手を上げて喜んだ
「めんどくせぇ・・・」
奏太の呟きで優弥は動きを止め、奏太を睨む。
『何か言った?』
「いや。なんにも」