#28 予想的中。
予想が見事にあたった。またもや奏太と2人。
ちょっと店に行っただけなのに皆とはぐれてしまっていた。
優弥と奏太はとりあえず店から出ることにした。
『だから~!!なんで2人になるの!!!』
「最悪・・・」
『あーあ・・・』
「仕方ねぇな・・・お前何処行きたいの?」
『えーっと・・・わっ!』
喋っている途中に人に押され、見事にずっこけた。
『いったぁー!!!』
奏太がしゃがみこむ。
「膝。血でてる。」
『ぎゃぁぁ!!最悪!!』
「あんなど真ん中でぼーっとつっ立ってるからだ。あほだろ。」
『うぅ・・・』
とりあえず2人はそこらのベンチにすわった。
『・・・この間は・・・ありがとね。』
「は?何だよ気持ち悪ぃ」
『ほら、けんけんにキスされそうになった時。』
「あぁ。っていうかけんけんと2人になって何もされないとでもおもったのかよ」
『けんけん良い人だもん。』
「・・・・」
優弥にはけんけんが良い人に見えるらしく奏太はあえて返事をしなかった。
『奏太・・・』
「あ?」
『おなかすいた』
「このタイミングで言うセリフか?」
『うっさい!』
奏太はしぶしぶ何かを買いに出かけた。
まわりの商品を見渡してみる。
「何買えばい・・・あ」
売店に出かけた奏太は、とある一品をみつけた。
「・・・」
しばらくその品と向き合っていたがその品を手に取りレジへと向かった―・・・。




