#26 睡眠不足。
ここ最近しばらくの優弥はは宿題に追い込まれて徹夜。
おかげでなんだか今日は頭がボーっとしていた
『眠い!!!!!!!!』
「ていうかゆーちゃんなんでそんなに宿題たまってんの?」
体育が終わって優弥と静香と千秋は教室に戻ろうとしていた。
『しばらく宿題放っておいたら怒られた・・・。』
「あほだろ」
「せんぱーい!!!!!!!!」
偶然廊下を歩いていたけんけんが優弥の元へ近寄ってきた。
『あ、けんけん』
千秋が前方を歩きながら優弥に話しかける
「私ら先教室行ってんぞー」
『あ、うんー』
千秋と静香はそういって先に行ってしまった
「体育ですか?」
『うん。けんけんは・・・購買・・・?』
けんけんの手にはお金が握り締められていた
「はい。おなかすいたんで。」
『うちの学校の購買のパンっておいしいよね・・・』
喋っている途中にだんだんと目の前が真っ暗になってきた。
優弥はそのまま倒れこむ。
「先輩?!先輩?!」
けんけんの叫び声だけが聞こえていた
(・・・あれ?私・・・)
「せーんぱい!」
目が覚めるとにょっとけんけんが顔を出した。
『わっ!けんけん!』
「寝不足らしいですよ?それで今先生は用があるとかで職員室にいます」
どうやら優弥は今保健室にいるようだ
『あぁ・・・けんけん、授業は?』
「そんなの行けませんよ!!!」
どうやらけんけんは授業をサボってずっと優弥のそばにいたらしい。
優弥はむくりと起き上がる。
『・・・ありがと。』
「・・・・・・・・先輩、」
『なに・・・』
けんけんのところを振り向くとだんだんと顔が近づいてきた。
『ちょ・・・』
授業の終わりのチャイムがなった。
だがけんけんの顔は近づいてくる。
『や・・・けんけん・・・』
その時、
バアン!!!!!!!!!!!
思いきり入り口のドアが開いた