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Love Addiction  作者:
24/171

#24 リレー勝負?

『ふぁ~・・・・眠・・・』

「何言ってんだよ。次リレーだよ」

団席で千秋が呆れた表情でこちらを見ていた

『え?もう?』

「もうって・・・お前今1時間ほど寝てただろ」

借り物競争が終わって1時間ほどたったらしい。

爆睡していたところを千秋に起こされたのだ。

『てかもうリレー始まってる』

優弥達は赤団。けんけんは白団だ。

そして赤団のアンカーが奏太、白団のアンカーがけんけん。

『赤勝ってるじゃん』

微妙な差だったが赤が勝っていた。

「このまま行けばいいんじゃない?」

『楽勝じゃん』

赤団はとある1年生にバトンが渡った。

ところが1年生がバトンを落としてしまった

『あーあ。何やってんのあの1年生』

拾っているうちに白団は赤団を抜かして行ってしまう。

しかもバトンをやっと拾ったかと思うと今度は転んでしまった。

「あんな奴リレーに選んだのだれだよー」

千秋は1年生を睨んでいた

『っていうかなんでアンカー1年と2年なの?』

「3年より速かったんじゃない?」

『ふーん・・・』

そのドジな1年生がやっと走り出した。差は結構ある。

「でもさ」

千秋が楽しそうな表情で呟いた

ドジな1年生が奏太にバトンを渡す。

白団はとっくにけんけんにバトンが渡っていた。

「いくらあんなに差が開いてても、」

結構な差があったはずなのに奏太はどんどん差を縮めていく。

「けんけんじゃ・・・」

ついに奏太はけんけんを抜かしてしまった。

千秋の言いたいことは分ったので優弥は千秋に続いて喋った

『奏太に勝てるわけないじゃんね』

そうなのだ。奏太は頭が良いうえに運動もできちゃうのだ

「なんとも憎たらしい・・・」


一方その頃奏太たち。

「お前遅!!!!!」

奏太の隣ではけんけんが辛そうにしゃがみこんでいた

「先輩が速すぎるんです!!・・・あの、ひとつ聞いてもいいですか?」

「あ?」

「先輩って如月先輩のことすきですか?」

「・・・・・・・・・それはありえない。・・・でも」

「?」

「お前に取られんのだけはむかつく」

奏太はハチマキを縛り直しながら言った。

「そうですか・・・じゃぁ僕応援します・・・」

「何を?」

「・・・さぁ?」

けんけんはにやりと笑った

「あぁ?!何だよ!!!」

「あなたにだけは教えませーん!」

言い合いをしながら2人は団席へ戻った。


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