#21 勝負?
朝の誰もいないはずの体育館に2人の男子生徒。
奏太とけんけんだった
「たしか・・・藤波奏太・・・先輩でしたよね?」
「そうだけど」
体育館には2人の話し声だけが響いた
「僕・・・如月先輩が藤波先輩のこと好きだっていうから・・・応援しようとしてたんです」
「・・・」
「ほら、好きな人には幸せになってほしいというか・・・」
「で?本題は?」
「如月先輩は藤波先輩のこと大好きなんですよ?」
「だからなに?」
「でも藤波先輩は如月先輩に冷たいですよね」
「・・・・お前何が言いたいの?」
奏太はけんけんを睨んだ。
「応援するっていうのやめました。」
「は?」
「このままじゃ如月先輩が傷つくだけですから。」
「・・・。」
「先輩・・・体育大会のリレー・・・選手でアンカーですね?」
「そうだっけ?」
体育大会の話はまともに聞いていないため、リレーのアンカーだということも勝手に決められたのだろう。
というか何故けんけんがそんなこと知っているんだ?
「僕もアンカーなんです」
「あっそ。1年生ですごいねー(棒読み)」
「もし僕が先輩に勝ったら如月先輩、絶対に奪って見せますから。その代わり、僕がまけたらあきらめます。」
「・・・。」
そういい残してけんけんは体育館からでていった。
「・・・・・。」
教室に奏太が戻ってきた。
『あ!奏太・・・あの・・・』
「おい優弥・・・」
『え・・・あ・・・何?』
まずあやまろうと思っていたが急に話しかけられた。
「俺ってリレー・・・選手だっけ?」
『そ・・・そんぐらい覚えてなさいよ!!!しかも奏太アンカーだよ?!』
「ふーん」
奏太はそのまま自分の席へ戻っていった
『??????え?何?』